つみき通信

このブログは、つみきの会の各支部リーダーを始め、理事、事務局スタッフなど、つみきの会の活動を支えるスタッフたちからのお便りをお届けするものです。ぜひ、時々お立ち寄りください。

11/27広島定例会のご報告

11月27日の広島定例会が行われましたのご報告いたします。

17家族(大人27名、子ども8名)、療育関係者3名、にご参加いただきました。

①個別指導(3組)

1組目 音声指示

「おなか」「足」などの体の名前が入りにくい場合は、
「おなか ぽんぽん」 「足 とんとん」 「おてて ごしごし」 などと動作に関する擬音語を入れて音声指示すると良い。
また、強化子を充実させ、新しい課題と出来ている課題を混ぜてやると効果的。


2組目 色と物の表出

赤、青、黄、白、緑などの基本的な色、ブロック、いちご、ぶどう、バナナなどの表出はできています。
次に単 語から2語文へ発展させるため、ブロックを投げた瞬間「どうした?」と聞き、すばやく「なげた」とプロントする。
同じ要領で、「バナナ ふってる」を何度か練習すると、「ばなな ふってる」をプロントなしで表出できるようになりました。

また、独り言の自己刺激がある場合は、玩具などの魅力的な強化子を渡して、現実世界に引き戻すと良い。


3組目 声の大小 (大きい声をセラピー時に出させる課題)

「大きい声でヤー」と片手を突き上げて見本をみせた後に模倣させても、なかなかうまくいかない。
その場合、強化子である大好きなぺロぺロキャンディーを、大きい声で「あめちょうだい」と言えた時 だけになめさせる。
ちょっとでも大きい声が出せた時に強化し、小さい声の時は反応しないを繰り返し練習することが大事。


②集団プログラム

・動作模倣(まねっこ)
・手遊び歌(むすんでひらいて、グー チョキ パーで何つくろう)
・トンネルくぐり、橋わたり
・お返事(お名前、同じくだものを持っている人

バナナやいちご、ぶどうなどのラミネートされた絵を床にならべ、こどもたちに好きな絵を1枚づつ選ばせます。
藤坂さんが「バナナ持ってる人」と言ってバナナの絵を見せると、バナナを持っている子どもが挙手して自分の持っているバナナの絵を藤坂さんに持って行きます。

私の息子は、お名前を読んだら手を 挙げて返事をする課題はクリアできていたのですが、お返事以外に手を挙げて返事するのが苦手でした。
集団プログラムでやったようになやり方だと、楽しく手を挙げる練習ができていいなと感じました。


③浅間ペンギンさんをお招きしての講演

東京講演で好評だったお話を広島でもききたいと、広島会員さんが調整してくださったおかげ、浅間ペンギンさんを広島にお招きすることができました。

浅間ペンギンさんは、とても穏やかでほんわかされているけれど、芯はしっかりされた方でした。

浅間ペンギンさんの息子さんは、3歳で自閉症と診断され、5歳からABAを始められました。
現在、小学校5年生で普通級に通われて いらっしゃいます。
小学校は就学猶予をされ、1年学校を遅らせて小学校 に入学されました。

浅間ぺんぎんさんは、藤坂さんの奥様と同様、小学校1年生の時からスクールシャドーとして付き添っていらっしゃいます。

講演内容は、生い立ち、ABAを始める以前の様子、就学猶予に至った経緯、就学前準備、入学時の小学校のやり取り、小学校での様子、問題行動、学習について、障害者差別解消法など、多岐にわたる内容をお話いただきました。

私がとても印象に残ったお話は、スクールシャドーをしながら、放課後はクラスのお友達と一緒に、浅間ペンギンさんも一緒に遊ばれていたそうです。
そうするうちに一緒に遊ばれていたお友達が、浅間ペンギンさんの息子さんが困っている時は、味方になってくれたり、フォローしてく れるようになったとのこと 。
学年変わりのクラス替えになった時も、そのお友達が、新しいクラスメイトや担任の先生までフォローしてくれたとのことでした。
とても素敵なお話で、涙なしでは、きけれませんでした。

2時間の講演は、あっという間に終わってしまいました。まだまだお話を聞きたいことがたくさんありました。
また機会があれば是非、広島にお越しいただきたいと思いました。

浅間ペンギンさん、ありがとうございます。
こういった機会を設けていただきまして、藤坂さん、ありがとうございます。

また、天候の悪い中、お越しくださいましたNOTIAのセラピストさん、スタッフさん、ボランティアさん、ありがとうございました。
次回広島定例会は2 月26日を予定し ております。

次回も沢山の参加をお待ちしております。
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浅間ペンギンさんの講演(広島)

浅間ペンギンさん講演(201611広島)
11月27日日曜日、広島定例会に浅間ペンギンさんを招いて講演をしていただきました。広島支部スタッフからも報告があると思いますが、私の方で写真を撮らせていただいたので、一足先にご紹介させていただきます。

浅間ペンギンさんはつみきの会の会員さんで、息子さんは現在、小学校5年生です。普通学級に通っていて、1年生の時から、お母さんが「シャドー」として付き添っています。

ペンギンさんのお話によると、お子さんは一年生の時はこだわりとそれに伴うパニックがひどく、教室で絶叫して床に転げ回るような状態だったそうです。最初は学校側は、「母親がそばにいるからそうなるのだろう」と考えて、お母さんを引き離そうとしたそうですが、ペンギンさんはパニックの原因としてこだわりがあること、それに対して、別室に連れて行ってそこで楽しい思いをさせると、強化になってしまうこと、などを少しずつ説明し、徐々に担任の先生にわかってもらったそうです。

ペンギンさんはチャーミングな方で、お話しも上手でした。お子さんが低学年の間は、放課後、クラスの数人のお友達が公園で遊ぶのに、毎日どろんこになって(ペンギンさんが)つきあっていたそうです(息子さんは時々仲間に入る程度)。そうしたら、その友達たちがその後、学校でも息子さんの強力な味方になってくれて、学年が変わって息子さんのことをよく知らない子が「変な子だ」とからかおうとすると、かばってくれるようになったとのこと。講演でも見せてくれたペンギンさんのにこにこ笑顔が、お友達を引きつけたのかな、と思いました。

ペンギンさん、貴重な体験談をありがとうございました。

(藤坂)

11月20日(日) 新潟定例会の報告

11月20日(日)に新潟支部の定例会が開催されましたので報告します。

参加者は、大人と子ども合わせて26名(11家族)と、今回も大勢の方からご参加いただきました。当初予定していたよりも個別指導の参加者が多かったため、集団プログラムは実施せず、個別指導と藤坂代表からの講義のみの実施となりました。

個別指導では、8組の親子が藤坂代表から指導を受けました。内容はマッチング、音声模倣、情報交換型会話等、さまざまな内容に取り組みました。
参加者は、上は5歳、下は1歳と幅広い年齢のお子さんが参加しましたが、年齢に関わらず藤坂代表が強調されていたのは、「失敗をさせない」ということです。これは、ABAの基本中の基本といえますが、家庭でABAをしていると、ついつい親の方が一生懸命になりすぎて、子どもができないことを何度もやらせてしまう・・・。そんな経験がおありという方も多いのではないでしょうか(我が家もそうですが・・・)。改めて、1度失敗したら2度目は必ずプロンプトで成功させる。少し冷静になってABAを振り返ることができました。

次は藤坂代表からの講義です。今回は、「運動スキルの教え方」と題して、お子さんからも何名か参加いただき、実演を交えて講義をいただきました。
藤坂代表からは、自閉症の子供たちは、健常の子どもたちよりも不器用なことが多いため、健常児の半数程度ができるようになる時期か、それより少し遅れて教え始める位がちょうど良いということと、最初から完璧を求めず、思い切ってハードルを下げた上でしっかりとプロンプトして確実に成功させることが重要とのアドバイスをいただきました。
ボール投げの実演では、洗濯かごにボールを落とすことから初めて、徐々に距離を遠くするということ、その際、毛布等を入れておくと、ボールが弾まずに繰り返しやすくなるというアドバイスをいただきました。
また、なわとびの実演では、一般的に多くの子ども達が縄を飛び越えようと前に動いてしまうため、まずはその場で3回ジャンプをする練習から始め、それができてから縄を飛び越える練習を行いました。
初めは嫌々の様子だった子も、藤坂代表がプロンプトしながら丁寧に教えてくださったおかげで、最後のほうは、目を輝かせながら楽しそうに取り組んでいたのが印象的でした。

藤坂代表、今回も大変ありがとうございました。また、参加された皆様もお疲れさまでした。
次回は、来年3月26日(日)に開催予定です。多くの方のご参加をお待ちしています。

9月18日 東京定例会 報告

9月18日(日)東京定例会を開催しました。そのご報告です。

今回は、45家族66名が参加され、そのうち初参加は23家族でした。
参加者が多く、会場がいっぱいに埋まりました。

個別指導
3家族が藤坂代表の指導を受けました。
1組目、3歳の女の子。一語を言う練習から二語へ。
・最初は得意な音からだんだん苦手な音へ移っていくようにする。
・二語の練習の際のプロンプトは一語目を言う直前位に二語目を言うことがコツ

2組目、2歳男の子。色×物。指示の持続が課題。
・カップとレゴを使って2色の物を区別させる。
・色の区別は上手にできていました。
・物はもう少しわかりやすいもの(車など)を使った方が良い。
・物は「○○ちょうだい」という言い方よりも名詞を言って触らせる癖をつける方が良い。

3組目、4歳男の子。ジャンケンの絵を使ってどっちが勝ちか縦と横で判別。
・カードで対戦してうまくいくようになってから手でやってみる。
・手を出したら変えさせないように固定してどっちが勝ちかを知らしめるようにする。

汎化訓練
まず、親が自分の子供にセラピーを行い、同じことを別の参加者がその子に行います。
さらに別の参加者が感じたことなどをフィードバックを行います。
子供は全く知らない人からセラピーを受けることで他人からの指示に従えるように、親にとってもほかの人の子にセラピーをすることでスキルアップが図れます。

今回は3名×5チームで実施しました。
絵合わせや動作模倣、受動的共同注視など参加者それぞれの方法でセラピーをされていました。
お父さんの参加も結構あり、上手にセラピーされている姿が印象的でした。
託児が利用いただける方は、どんどん参加してセラピー仲間を増やしてくださいね(初参加者歓迎)。

集団プログラム
参加者が多かったのであまり時間が取れませんでしたがみんなで踊り、トンネルくぐりを行いました。
みんな大騒ぎしながらボランティアの皆さんと楽しく遊ぶことができました。

講義
「目合わせとと社会的コミュニケーションの教え方」のテーマでお話をいただきました。
共同注視はなるべくその子の目線に近いところから始める。
コントロール出来て、楽しく、自然に途切れる遊びに交えて行うと効果が高い。
また、要求時の目合わせは最初は目合わせしなくてもよいが徐々に目合わせしたら要求にこたえるようにする。
「貸して」「ちょうだい」「あけて」など、練習は断続的にするとよい。という事を学びました。

今回は参加申し込みが多く、キャンセル待ちをされている方がいらっしゃった一方で、申込みされたのに連絡なく当日お越しになられない方もおられました。
キャンセル待ちされる方もいらっしゃいますので参加できなくなった方は必ず連絡をお願いいたします。

GAP

ギャップジャパン
一年ほど前から、つみきの会東京定例会に、服飾でおなじみのGAP JAPANのスタッフの皆さんが、託児ボランティアとして参加して下さっています。写真は前回6月の東京定例会で、会が終了した後、GAPの皆さんだけ集まっていただいて(ほかにもいろんなところからボランティアさんが参加して下さっています)撮影したものです。

きっかけは、画面中央の福田さん(青い服の女性)が以前、学生時代に関西で、つみきの会の定例会に何度か託児ボランティアとして参加して下さっていたそうで、その縁で、GAP JAPANに入社された後、同社の社会貢献活動の一環として、つみきの会のの託児ボランティアを提案して下さったらしいです。東京定例会はいつもボランティアが足りないので、この一年、とても助かりました。

さらに福田さんの社内での働きかけで、今年に入って大阪、神戸でもGAPのスタッフの皆さんが託児ボランティアに参加して下さるようになりました。

ところが、急に問題が...。GAP JAPANの中にはGAP, banana republic, OLD NAVYの三つのブランドがあって、それぞれが独立運営らしいのですが、福田さんたちはそのうちのOLD NAVYの所属です。そのOLD NAVYが、今年になって突然、日本からの撤退を決めたそうなのです。これから全国に約50ある店舗を徐々に閉じていくとのこと。福田さんたちOLD NAVYのスタッフの皆さんも、GAPのほかのブランド店に移るのではなく、原則として職を失ってしまわれるとのことでした。

定例会に参加して下さるスタッフの皆さんは、皆さんかっこよくてエネルギッシュで、いまのお仕事をとても愛されていているように感じられたので、これは私にとってとても心痛むニュースでした。

福田さんたちは、ご自身の今後の身の振り方のことで頭がいっぱいになっても不思議はないのに、この最後の東京定例会でもそんなそぶりは微塵も見せず、明るく振舞って下さいました。

しかも定例会の今後の託児のことまで心配して下さって、OLD NAVYが日本撤退した後も、GAP JAPANの残り二つのブランド(GAPとbanana republic)のスタッフが託児ボランティアを引き継いでくださるように、計らって下さいました。おかげさまで、今後も私たちは、関東や関西で引き続きGAP JAPANの皆さんのお世話になることができそうです。

福田さん、OLD NAVYの皆さん、これまで、どうもありがとうございました。どうかお元気で!

藤坂

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プロフィール

Author:つみき通信
NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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