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つみき通信

このブログは、つみきの会の各支部リーダーを始め、理事、事務局スタッフなど、つみきの会の活動を支えるスタッフたちからのお便りをお届けするものです。ぜひ、時々お立ち寄りください。

2018年7月15日東京定例会開催報告

2018年7月15日東京定例会を開催いたしました。
今回は37家族、大人52名、子ども11名の参加でした。
そのうち16家族が初参加でした。

【個別指導】
1組目:単音の音声模倣
・発声できる単音が少ない場合は、似た音が出た時も強化する。
・口や舌の動作模倣が難しい子には、親が指を使って身体プロンプトする。
・お子さんは舌は出せているので、舌を少し出した状態で舌の下に指を軽く置き、「た」の発音と同時に指をはなす。

2組目:色+物の名前の受容的命名
赤と青の飛行機を並べて「赤い飛行機ちょうたい」だと子どもがやるが、赤と青のつみきになるとやらなくなる。
・まずは、同じ色で別のもの、赤い飛行機と赤いペンで受容的命名ができるかどうか確認する。
・子どもにとって飛行機は印象が強く、つみきは弱い。赤と青のペンでやってみてはどうか。
・「赤い飛行機ちょうだい」ではなく「赤、飛行機」という簡潔な指示にした方が子どもに意図が伝わる。
・物の名前を教える時に親御さんは「ちょうだい」と言わないように。
子どもが正解を選んだ後で、親が「ちょうだい」と言ったり手を差し出すと、それがヒントになってしまう。
親御さんが指示を出したのと同時か直後(お子さんが選ぶ前)に、手を差し出すこと。

3組目:動作模倣
・既に習得している動作模倣を利用して新しいものを教える。例えば「タッチ」の模倣はできているので、それを利用する。
親が片手でタッチする風に斜め上に手を差し出し、子どもが手を出してタッチしようとした瞬間に
親が出していた手を少し後ろに引いてタッチさせないようにすると、子どもの動作が「はーい」の動作模倣になる。
同じように「ハイタッチ」を利用して「バンザイ」の動作模倣にすることができる。
・習得済みの簡単な課題を連続的に成功させて勢いをつけると、できない課題も成功できることがある。


【般化訓練】
3家族×3グループ=9家族が参加しました。
今回は般化訓練に初参加の方が多かったですが、親同士で意見交換しながら
積極的にセラピーに取り組んでいる姿が見られました。
子どもの頑張っている姿に、見学の方から歓声や拍手も沸いていました。


【集団プログラム】
今回は、動作模倣、手遊び歌、輪になって歩きながら笛が鳴ったら座る・鈴が鳴ったら逆回転、トンネルくくり、親子リレーなどを行いました。
子どもたちも楽しそうに参加していました。


【講義】コンプライアンスとモチベーション
 ABAセラピーにおいて「コンプライアンス」とは「大人の指示に従う姿勢」のことです。「モチベーション」とは「課題に前向きに取り組もう、反応しようという前向きな意欲」のことです。
 コンプライアンス形成において、やってはいけないこと、どう対処すればよいかについてセラピーの様子を実演しながらご説明いただきました。
 子どものモチベーションを高める工夫として、強化子の価値を高める手法や、教材は少し値段が高くても質の良い物を選ぶ、課題自体を楽しいものにする、などもご紹介いただきました。
今回は、実演を交えながらの講義でしたので、セラピーを始めたばかりの方には大変わかりやすかったと思います。
また、細かい手法までご説明いただけたので、セラピー経験を積まれている方も勉強になったと思います。

次回の東京定例会は、10月21日(日)、川崎生涯学習プラザでの開催を予定しております。
皆さまのご参加をお待ちしています。
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6/17 神戸定例会の報告


6月17日に行われました神戸定例会の報告をさせていただきます。


藤坂代表、つみきの会事務局の皆様、定例会スタッフの皆様、
NOTIAのセラピストの方々、ボランティアの皆様、そして
ご参加頂いた皆様ありがとうございました。

今回は16家族が参加されました。

■個別指導
今回は3家族が参加されました。

[1家族目]
時制の区別をされました。
おもちゃの包丁で野菜のおもちゃを切るのをお子様に見せて、
未来「(これから)切る」、 現在進行「切ってる」、 過去「切った」
と区別して説明できるか?という課題です。
代表より、
・時制のセラピーなので、「 ”なすび” を切ってる」といった名詞
の正誤は無しにして動詞の時制だけに課題を絞る。
・野菜を切るアクションを派手にして、プロンプトをすこしずつ
減らす。
というアドバイスがありました。


[2家族目]
動作模倣〜音声模倣(単音)をされました。
代表より、
・セラピーの最初、戸惑いが見えたら簡単な課題から始める。
・音声模倣は本人がその時点で出来ない音を続けてやらせない。
・音がずれていても音が出ていたら子供を褒める。
・受容的命名と音声模倣を交互にセラピーすると良い。
というアドバイスがありました。


[3家族目]
動作模倣〜音声指示をされました。
代表より、
・セラピーで模倣させる側の身体が見えやすい様に、机無しで、
動作を模倣させるタイミングですぐプロンプトする。
・音声指示の場合、最初は動作もヒントになるようにセットで
やって、徐々に音声だけでできるようフェードアウトする。
というアドバイスがありました。


■般化訓練
8組のご家族が参加されました。
様々なご家族のセラピーを見て学んだり、情報の交換が出来る 定例会なら
ではの時間です。
「すごーい!」という歓声があがったりして、日常のセラピーを頑張ろう
と改めて思えるのも貴重です。


■集団プログラム
代表の動きでの動作模倣、音に合わせて歩く・止まる、リレー、縄を飛んで
タンバリンを叩く、などをやりました。


■講義「ABAの基本原理」
行動の基本原理 正の強化、負の強化など、と弁別刺激、動機づけ操作に
ついて講義していただきました。
罰については、「セラピーで子供の行動を強く制御(過度に止めたり)する
ことは、その行動の減少にはつながるかもしれないが、セラピー自体が
罰になるので良くない」とのお話がありました。

一所懸命になるあまり、強く指示してセラピー自体の魅力を下げていたかな
と振り返る良い機会となりました。


次回は9月開催を目指しています。


神戸定例会スタッフ 尾藤

2018年6月10日広島定例会開催報告

6月10日広島定例会のご報告

会員の皆様

広島支部スタッフの山下です。
6/10(日)に広島定例会が開催されましたのでご報告致します。

【個別指導(3組)】
1組目:物の表出的命名
 ⇒ 音声指示の数が増えてから、鳴き声や擬音を使うと習得し易い。 など

2組目:物の名前当てクイズ
⇒空想や興奮でセラピーに集中できない場合は、張り紙などで本人に気づかせる。 など
3組目:3音節の抑揚
⇒ 難しい場合は単音で高低の模倣から。大人は極端に発音。 など

【集団プログラム】
・動作模倣
・手遊び歌:あたまかたひざぽん等
・歌に合わせて歩き、タンバリンや笛の音で座ったり逆方向に歩く
・りんご、バナナなどの果物へのタッチ
・遅延模倣
・名前を呼ばれたら返事をしてタンバリンをたたく

【講演『W30プロジェクト実施報告』講演者:藤坂代表】

2017年度NOTIAセラピスト+ご両親で1年間のABAによる早期集中介入を実施。情報交換型会話をこなす等、高機能に至るまでのセラピーでの注意点や気づきについて、大変貴重で具体的なお話を聞くことができました。特記事項を少しだけ列記します。

・つみきプログラムにとらわれず、月2回のミーティングでお子さんの様子を見ながら都度プログラムを考えていった。(次ミーティング間で最大26種類の課題を設定)

・復習課題はステージ制でシステム化。①(1回/1週間)⇒②(1回/2週間)⇒③(1回/1カ月)

・長時間(3hr)のセラピー時は30分程外遊びを入れた。

・「すわって」と「目合わせ」は1年間続けた(現在も)。

・ランダムローテーションが苦手で、教材を見せてタッチさせるだけのNon Contingent
Teaching(NCT)という手法が有効なケースがあった。

次回の定例会は12/2(日)となりますので、今回参加された方も参加できなかった方も奮ってご参加頂ければと存じます。


広島支部スタッフ 山下

卒業メッセージ(たんぽぽ)

昨年、卒業メッセージを寄せて下さったたんぽぽさんが、今度は本当に退会されることになりましたので、改めて寄稿をお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。以下、たんぽぽさんからのメッセージです。

***

入会当時、幼稚園児だった娘も、4月から小学3年生になります。
藤坂会長やNOTIAのセラピストの皆様に助けていただいたおかげで、娘は今も元気に普通級で過ごしております。
週に1回通級に通っていますが、学力的には年齢相応、大きな問題はほとんど起こさず、何より本人が楽しく学校に通えています。
入会当時は、とてもここまで平和な学校生活が送れるような子に育ってくれるとは思えませんでした。

3歳頃の娘は、大きな癇癪やエコラリア、こだわり行動に睡眠障害と、自閉症スペクトラムのいろいろな特性を示していました。
娘の将来が見えず、毎日真っ暗な気持ちで泣き暮らしていました。
あのまま、早期療育という言葉やつみきの会に出会わなければ、どうなっていたことかと思います。
セラピストさんには、幸運なことに週2回来ていただけました。
親である私も「せめて小学校入学前までは出来ることは全てやろう。やらなくて後悔するよりは、やるだけやってから後悔しよう」と、覚悟を決めました。

しかし、並行して幼稚園や児童発達支援の教室にも通っていましたが、送迎が私には結構な負担となっていました。
道を歩く途中で、娘は突然癇癪を起こし、地面に倒れ伏し泣きわめきます。
落ち着くまで30分近くかかるのはよくあることでした。
心配したお店の方や駅員さんに声をかけられ、いたたまれない思いもしました。
そんな日は、冷静にセラピーをする気力が湧かず、娘も疲れていてコンディションが悪く、なかなか思うようにセラピーを進めることができませんでした。

そんな私の心の支えが、自宅に訪問してくださるNOTIAのセラピストさんでした。
どんな天気の日にも変わらぬ笑顔で来て、真剣に娘のために戦って下さいました。
メリハリがあるのに、にこやかに楽しく、娘にわかりやすいセラピーを、辛抱強く続けて下さいました。
私も、つみきBOOKをしっかり読んでセラピーをしているつもりなのですが、我が子のことだけに、どうしても感情的に抑えられなくなって、スパルタ教師のような指導をしそうになってしまったりしていました。
でも、セラピーというのはそうではないのだ、ということが、実際のセラピストさんのセラピーを見て理解することができました。
プロの子供への対応を目の前で見る、というのは、とてもありがたい体験でした。
今でも、娘に接するときの対応は、この時の経験が大切な基礎となっています。
今まさに小さいお子さんのセラピーに挑戦している皆さまには、是非、定例会などで実際の指導に触れる機会を持っていただきたいなと思います。

小学校入学前には、ひらがな・数字の読み書き、初歩の計算までギリギリたどり着きました。
学校仕様の机や椅子、引き出しなどを事前に買って、家庭でも使ってみました。
ミニ黒板を買って、板書の練習もしてみました。
入学前に学校に訪問し、下駄箱の位置や教室を見せていただきました。
担任の先生宛てに、我が子の取扱説明書のようなものを書いてお渡ししました。
知らないことに対して不安の強い娘のために、色々事前に準備をしたのですが、会話力やコミュニケーションがおぼつかないため、心配ばかりの小学校入学でした。

入学後、学校側の配慮もあり、娘の生活は予想よりも順調に進みました。
求めた主な配慮は、席を一番前にすることと、小まめな声かけです。
娘の学校は、低学年のうちは登下校を集団でするのですが、不注意のある娘を小学生だけの集団に任せるのは危険と思えました。
なので、登下校に親が1年間付き添いを続けました。
2年生になってからは、下校時のみ家の近くまで迎えに行っています。
安全のためにというよりは、今は、下校時の様子で子供達の人間関係を見守るためです。
会話やコミュニケーションに難がある娘ですが、今のところいじめの兆候はなく、すごく親しい友達はいませんが、それなりに学校では遊んでくれるお友達がいるようです。

勉強は、チャレンジタッチやくもんで学校のことを補っています。
くもんにも特性をお話しして、課題の枚数は通常の半分でお願いしています。
漢字が一時期苦手でしたが、書き順を唱えて覚える学習法に変えてから、よくなって来ました。
指先の不器用さから、定規で線が綺麗に引けませんでしたが、今ではピタットルーラーという、滑り止め付きの定規を使って解決しています。
普通級でほぼ問題なく過ごしている娘ですが、体育はずば抜けて苦手なため、この部分は通級で補っていただいています。
その甲斐あって、跳び箱も何とか最低ラインはとべるようになりました。
学力は年齢並みですが、普段の様子を見ていると、娘の精神年齢というかコミュニケーション能力は、幼稚園児並みだと感じます。
けれど、素直で明るい性格な子に成長しました。
親子でふざけて笑い合ったり、1人の時間は一生懸命絵を描いたり工作をして楽しんでいる娘を、3歳の頃には想像できませんでした。

まだまだ娘の人生では、色々困ることが起きてくると思いますが、教えていただいたことを心の支えにして親子でがんばっていくつもりです。
藤坂会長やNOTIAの皆様の励ましや指導がなければ、ここまでたどり着くことはとてもできなかと思っております。
大変感謝しております。
どうもありがとうございました。
これからも、つみきの会の益々のご発展と皆様のご健勝をお祈りいたしております。

3/4 新潟定例会のご報告

3月4日(日)に新潟定例会が開催されましたので、ご報告します。
今回は7組、大人と子ども合わせて17人の方に参加していただきました。

【個別指導】
1組目 声の大小
←(指示を大きい声で出すと驚く場合)リラックスさせながら優しい声で導いてあげると良い

2組目 縄跳び
←(腕の回し方が大振りになる)動作模倣で腕の回し方を真似させる、脇に何かをはさみながら縄を回す等、色々試すと良い

3組目 大きい・小さいの弁別
←子供が飽きてそうな時は1回1回必ず強化をする。

4組目 これ・あれ・それ
←「それ」が難しいのでしっかりプロンプトする。上手になったら、それぞれの位置を入れ替えて行う。

5組目 口形模倣
←指示の言葉はなるべく少なくする。

6組目 数字を書く
←2や3の練習にあたって、まずは曲線を描く練習をする。

【集団プログラム】
動作模倣、手遊び歌、藤坂代表の視線の方向に注目し絵にタッチする、トンネルくぐり等を行いました。

【講義「たし算とひき算」】
2人のお子さんにデモをしてもらい、大変具体的に教え方を学ぶことができました。
・将来文章題に取り組むことを考えて、式を教える前に、まずはことばで簡単な文章題を出して数を加えたり、除いたりすることに慣れさせると良い。
・指を使ってたし算、引き算をする場合、6以上の数はグーで表す。
・引き算もできるようになったら、足し算と引き算の弁別を行う。

次回は7月1日(日)の予定です。
沢山の方のご参加をお待ちしております。

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プロフィール

つみき通信

Author:つみき通信
NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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