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つみき通信

このブログは、つみきの会の各支部リーダーを始め、理事、事務局スタッフなど、つみきの会の活動を支えるスタッフたちからのお便りをお届けするものです。ぜひ、時々お立ち寄りください。

2019年5月26日 福岡定例会開催のご報告

先日、5月26日に福岡定例会が開催いたしました。
今回は、19組(大人:27人,子供:17人,療育関係者:2人)の沢山の方々にご参加いただきました。
以下、詳細です。

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【個別指導(3組)】
1組目:ひらがなの読み
2組目:つみきの模倣
3組目:動作模倣・音声指示・音声模倣

2年近くABAをされているご家庭から始めて間もない方まで、色んな課題を実際に見れて、みなさんとても熱心にメモを取られていました。
藤坂代表のセラピーで音声模倣が出来たり、つみきを指示通りつめたりと、とても勉強になりました。

【般化訓練】
3人×4グループに分かれて実施。
今回は初参加の方も沢山ご参加いただきました!
意見交換も盛んにされていて有意義な般化訓練になりました。

【集団プログラム】
・動作模倣:バンザイ・足踏み・ジャンプ
・手遊び歌:あたまかたひざポン・トントントントンひげじいさん
・トンネルを通ってタンバリンにタッチ!
・輪になって歩く→(笛の合図で)しゃがむ→(合図で)反対回り
・遅延の動作模倣:タッチ・肩トントン
・座っての指示で走って椅子に座る
・自分の名前を言う→名前を呼ばれたらお返事(タンバリンタッチ)
内容も盛りだくさん!空調が効かずとても暑い中でしたが、子供たちも汗をかきながらとても楽しそうに参加していました。


【講義:身辺自立の教え方】
・バックチェイニングで教えていく
・実際に代表が子供役をしてくださりお父さん達がズボンを履かせる役をしてみる
・1つのステップの終了と同時に次のステップを無言でプロンプト(ポインティング)
・1つ1つのステップに間があかないように
・途中で褒めない!
今回は実際に2人のお子さんにTシャツの脱着とシャツをズボンに入れる、そしてお箸の使い方を実演していただき、とてもわかりやすく勉強になりました。
みなさんとても熱心にメモを取って参加されていました。


【質疑応答】
・多くの質問が飛び交い、どの質問もとても参考になりました。


以上

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次回の定例会は9月15日(日)になります。
今回から、新体制で定例会を運営させていただきました。
新スタッフでの初めての定例会で不慣れな点も多々ありましたが、沢山の方にご参加いただき、
そして沢山の方から有意義な定例会だったとご感想をいただきました。
心より感謝いたします。次回もいい会になるよう、そして福岡支部を盛り上げていけるようにスタッフ一同、
頑張ってまいりますので、どうぞ9月も沢山の方のご参加をお待ちしております。
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5月19日(日) 広島定例会 開催のご報告

2019年5月19日(日)に、広島定例会が開催されましたので、ご報告いたします。

【個別指導(2組)】
1組目:パズル
 ⇒ 難しそうな場合は、台紙のピースの枠をペンでなぞって強調し、わかりやすくすると習得しやすくなる。 など

2組目:受容的命名
 ⇒ ふざけている時は無視して、意欲のある時だけ褒める。
いい加減にした時は修正する。 など


【般化訓練】
12家族が参加し、3家族ずつ4グループに分かれました。
各グループ、熱心にセラピーに取り組み、また親同士で活発に意見交換を行い、親睦が深まりました。


【集団プログラム】
・動作模倣
・手遊び歌:あたまかたひざぽん等
・共同注視、音声指示
・離れた場所にある椅子に座り、元の場所に戻る
・名前を呼ばれたら返事をして、太鼓を叩く

【講演『セラピーの進め方のこつ』講演者:藤坂代表】

タイトルのとおり、セラピーの進め方についての講演でした。

参加者(主に会員)は、レジュメに記載のチェックリストをもとに、「セラピーがうまく行っているかどうか」を振り返り、普段のセラピーでの問題点・改善点を考えながら受講しました。


1.環境を整える

◯セラピーテーブルとイスはセラピーに適しているか
◯セラピー用の落ち着いたスペースが確保できているか
◯大人のすわり方は?
◯食後すぐは避ける


2.子どもの姿勢を整える

◯すわっているときに強化する
◯体を押さえるのは最小限に
◯教材をさわる、教材を投げる


3.強化子

◯Take reinforcers seriously
(強化子のことを真剣に考える)
◯強化子アセスメント
◯お菓子ばかりに頼らない
◯強化子は本当にちびちびと
◯ほめことばはことばだけじゃない


4.セラピーの進め方

◯しっかり準備する
◯「よくできた」瞬間に休憩する
◯好きな課題を強化子に
◯どの課題をいつするかは大人が決める



今回も、貴重なお休みの日にご参加いただき、ありがとうございました。

次回の定例会は、11月17日(日)に予定しております。
たくさんの方のご参加を、お待ちしております。

2019年4月21日東京定例会開催報告

2019年4月21日東京定例会を開催いたしました。
38家族、大人58名、子ども16名が参加でした。
そのうち14家族が初参加でした。

【個別指導】
1組目:音声指示
「頭」の指示で頭、「お腹」の指示でお腹を触るなどの音声指示の課題。
・課題を出して出来たら必ず強化(ほめる)すること。
 
受容的命名
リンゴとバナナを置いて、大人が「バナナ」と言ってこどもがバナナを触る。
・まずは一つのモノ(例えばバナナ)が確実に選べるようになってから、他のモノ(リンゴ)を教える。
・大人が「バナナ」と指示を出した時にバナナを見てしまうと、子どもが目線を読んでしまうので気をつける。

(楽器を使った受容的命名の方法)
①机の上に太鼓とマラカスを置く。
②子どもから見えないところ(机の下など)で、大人が太鼓をたたく。
③子どもに太鼓を選ばせる。
④↑ができるようになったら、大人が口で「トントン」や「シャカシャカ」という音を出して、子どもに楽器を選ばせる。

2組目:ボタンをつける、はずす
・できないときは、バックワードチェイニングで教える。
・子どもが付けやすい位置にあるボタン(上から2~3番目)を使用する。
・ボタンの上にある指(親指またはひとさし指)も一緒に入れるようにすると成功しやすい。
・下の方にあるボタンは、立った方がやり やすい。

3組目:単音模倣
・子どもがリラックスできる環境を作って、自発の発声を待つ。発声したら強化する。叫び声や癇癪の声は強化しない。
・比較的頻繁に発声できている音は、デスクセラピーで音声模倣させる。

【般化訓練】
3家族×5グループ=15家族が参加しました。そのうち初参加の方は2家族でした。
各グループ、熱心ににセラピーに取り組み、親同士で交流できました。

【集団プログラム】
動作模倣、手遊び歌、ボランティアさんがつくったトンネル(高・低)くぐりをしました。
ボランティアさんにご協力いただきました。
 
【講義】会話の育て方
・過去の経験に関する質問
過去の体験を話せるようになるためには、行動の直後に「なにした?」「どこにいった?」と尋ねて答えさせるようにする。

・文をつなげる(「さー」ことば)
「あのさー、ママさー、きのうさー、買い物にいったよ。」
「あのさー、ぼくさー、きのうさー、公園に行ったよ」


今回、ボランティアさん17名、ノティアセラピストさん2名にご協力いただきました。
お忙しい中、貴重なお休みの日にご参加いただき、ありがとうございました。

次回の東京定例会は2019年7月7日(日)川崎生涯学習プラザでの開催を予定しております。
初心者の方も大歓迎です。お気軽にお越しくださいませ。

2019年4月14日仙台定例会報告

4月14日(日)に開催された仙台定例会についてご報告いたします。大人13人、子ども8人が参加し、初参加の会員の方もいました。

【個別指導】5組参加

*ズボンのホックを留める
ホックの引っ掛けるところを修正ペンなどで白く目立つようにすると子供がわかりやすい。今回はシールで代用しました。
チャックは閉めた状態でホックのみ動かすようにしておくと動きが制限され成功しやすい。

* 靴下の上下
足の甲側、裏側の弁別。表裏の弁別ができているか絵カードを使って確認。
間違いなくはけるように、靴下の右親指で持つところに油性マジックで印をつけると良い。(洗濯しているうちにマジックが落ちてフェードアウトできる)

*物の大小
声の大きさのプロンプトで伝わりにくかったので
「大きい」のときは両手を広げて大きいバナナをさわる
「小さい」のときは両手人差し指で狭い幅を作って小さいバナナをさわる。

*髪を結ぶ
ぽぽちゃんなど人形の髪(少ない量)を結べたら自分の髪をほんのひと房、横で結ぶ。横で結べるようになってから自分の後頭部結ぶことにチャレンジする。

*紐を結ぶ 
左右どちらの紐が上になるか決めてから教える。
バックワードチェイニングで最後に紐を引いて完成させるところから教える。


【講義】身辺自立の教え方

全てスモールステップに分解して、プロンプトと強化で教えていく。
こどもがどこでつまずいているのかよく観察して分析し、効果的なプロンプトを考える。
達成感が得られるバックワードチェイニングで教えていく。

身辺自立デモ
①箸の使い方

②ズボンのベルトを締める
バックワードチェイニングで、最後のわっかを通すところからさかのぼって教える。

③シャツ(肌着)をズボンのすそに入れる
体の前のほんの一部分だけ出ている状態を、左手でズボンのウエスト部分を引っ張り隙間を作る。右手でシャツをズボンに入れる。
体の横でも同様に練習。
次にシャツの前の部分をたくさん出し、右手をスライドさせて入れる。
体の横、後ろも同様に。
最後に上着を着て肌着だけズボンに入れる練習をこの手順で繰り返す。

参加された皆様、セラピストの田村先生、遠方よりお越しの藤阪代表本当にありがとうございました。今回も大変勉強になりました。
次回開催は7月21日(日)です。
皆様のご参加をお待ちしております。

あきらめなくてよかった

次男はこの春、中学3年生になります。
中学受験をして、一番近い中高一貫校に通っています。
天文部に入って毎月の夜の合宿が楽しみで、
学校の友達とテレビドラマやゲームなどの会話を楽しんだり、
時々LINEで聞かれて試験範囲を教えてあげたり、
まずまずのお付き合いをしているようです。
ここまで成長できたのには、忘れてはならないことがあります。

幼い頃の次男は1歳10カ月になっても言葉を話さず、
健診で発達検査を受けたところ、詳しい説明は無いまま、
2歳から児童発達支援センターに月3回通うことになりました。

2歳半になる頃には、
一生懸命に教えた、パパ、ママ、バナナ、リンゴ、バイバイのわずか5つの単語も、もう忘れたのか、消えていました。

その頃、センターのベテラン指導員と初めて面談がありました。
「発達障害の可能性が高く、一度消えた言葉はもう出て来にくいと言われています。」
はっきりと聞かされた時は、嘘だ!と心で叫びながらも、
多くの子どもたちを見てきたベテランの先生が言うのだからそうなのだろう、
とも思いました。
そして
「言葉はカードを使う方法とか色々あるから、
3歳になったらウチに毎日通うようにしましょう。幼稚園は無理…」
と言われました。

そうか、普通ではないんだ。
帰りの車の運転は涙で前が見えなくて危ない思いをし、
仕事の忙しさがピークだった夫が事故でも起こすのではと心配で、
仕事が落ち着くまでの1か月だけ黙っておこうと思いました。
そうすると家で話し相手もおらず不安でいっぱいになり、
普段触ってもいなかったインターネットに答えを求めたおかげで、
つみきの会にめぐりあうことができました。
タイミングよく2週間後に親講習会があるとのこと、
誰にも言わず6週間通うことにしました。

親講習会の1回目、行きの新幹線では、
多動のためいつも通りウロウロする次男と
連結部分で過ごしたのですが、
帰りの新幹線ではシートに座ることができました。
「座ってる!座ってる!座ることを覚えたんだな。
これはすごい!やるしかない」

手厚い指導を元に家でセラピーを始めました。
ところが、当時バセドウ病の治療を受けていた私は、
たちまち疲れてしまいました。
しかも子供が4人いました。
これは私には一人では無理だとすぐにわかりました。
しかし、良い方法が目の前にあるのに、
あきらめるわけにはいきません。
近所の友達にセラピーを手伝ってもらう事に決めたとき、
初めて夫に次男の障害を告げました。

6回の講習会が終わるころには、
指示に従うことなど全くなかった次男が、
動作模倣がなんとか出来るようになりました。

引き続き、明石発達相談で月2回(当時)
藤坂さんに貴重なアドバイスをいただきながら、
午前中2時間(家事よりも前に元気なうちに)私がセラピーをして、
午後の2時間はアルバイトの学生さんにセラピーをしてもらう体制を、
幼稚園入園までの2年間続けました。

この体制のおかげで、なまけものの私にもセラピーを続けることができました。

2週間に一度の発達相談は、私には無くてはならないものでした。
次男は新しい課題をなかなか理解できなくて、
分厚い壁がいくつもあって、
一人でやっていては打ち破れなかったと実感しています。
発達相談でアドバイスをいただいて
ウキウキと帰ってセラピーに取り組むのですが、
1週間ほどでまた行き詰まることも多く、
しかし次の発達相談には何か少しでも出来るようになってそれをお土産にしなければ…と
後半の1週間もなんとか頑張れました。

アルバイトの学生さんは
上手に次男をコントロールできました。
しかし、新しい課題を教えることは難しかったので、
できるようになった課題の復習、
ハサミやのりを使う工作ドリルをして作ったもので遊ぶ、
鉛筆の練習のために迷路のドリル、
音声模倣などをしてもらいました。
家事がたまっていても
午後学生さんが来てくれた時に片付ければいい、
体調が多少悪くても午後休めるから、
とにかく私は午前2時間セラピーやろう、
と思えば気が楽で、
新しい課題に集中できました。

音声模倣は私も先導してやりました。
あいうえお五十音を一つずつ増やしていき、だいたい言えるようになったら「構音訓練のためのドリルブック(協同医書出版)」の2音の単語を練習し、
2音が言えるようになったら3音、3音の単語が済んだら4音と増やしていきました。
セラピー前に練習する単語を20ほどノートに書いておき、
セラピーでは
スムーズに言えて練習する必要のない単語には◯、
もう少し練習したい単語には△、
数回練習しても今は言えそうにない単語は
深追いせず×をつけてやめる、
という作業をしました。
そして次のセラピーには
△×の単語と新しい単語を
合わせて20ほどノートに書いておき…
を繰り返していくうちに、
構音ドリルブックはひと通り言えるようになり、
音声模倣は終了しました。
学生さんにお願いするにあたって、
ドリルや具体的な課題を用意しておく方が
やりやすいだろうと思っての事ですが、
私にもやりやすかったです。

次男の単語が自分からたくさん出始めるのも
時間がかかりました。
身のまわりの物を写真に撮って、
「テレビ」とか「つみき」とか、
最初はゆっくりのペースで
何か月もかかって一つの言葉を教え、
それから様子を見ながら一つずつ増やしていって、
すぐ忘れるので毎日全部復習させながら、
やがて、一日一つのペースで覚えることが出来るようになり、
次男の場合はですが、写真が200枚になった頃、
自発で単語が出始めました。

形容詞や動詞も、あれこれと試行錯誤し、
やっと概念がわかるまで何か月もかかりました。
しかし幸いにも一つを理解したら
一気に種類を増やすことができました。
次男も言葉がわかるのが嬉しいのか、
弾むように飛び跳ねながら答えていたのを
懐かしく思い出します。

次男は、ABAが無ければ
話せていないと思います。

なんだか書いていて、ABAを始めようとされている方が
「大変そう」
と不安になられるのではと心配になりました。
でも、大変だけど
考えられたステップで少しずつ進めていくので、
あきらめなければ きっと出来るようになると思います。
そして、教えたことは生活の中で使えるようになり、
また、セラピーで教えなくても学べるようになっていくので、
だんだん楽になります。

1年間デスクに集中した後、3歳6カ月の時、
週2回、市の未就園児教室(市内3か所を掛け持ちしました)と、
ヤマハ音楽教室を利用して集団の練習を始めました。
動作模倣と音声指示のスキルでなんとか参加を許されていた程度だったと思います。

ABAを始めて2年後、
近所の公立幼稚園にお願いしてなんとか入園できました。
5月の運動会が終わる頃まで毎日付き添いましたが、
繰り返しプロンプトしてルーティンができるようになったのと、
私の体力的な問題で付き添いは終了しました。
その後、叱られると逆切れして問題行動を起こしていたので、
2年目の年長さんでは加配の指導員がつきました。

小学校への入学も大規模小学校の情緒支援学級の判定でしたが、
最後まで粘って、
入学後問題があれば支援学級に変わる条件付きで
地域の小さな小学校の通常級に入学しました。
よい環境で級友に恵まれて、そこで6年間楽しく過ごすことができました。

中学生になった今でも、長文読解や体育や読書会など苦手なことも多く、
学校で嫌な思いをすることも時々あるのですが、
落ち着いた毎日を送っています。
ほがらかに話し、自分から気がついて進んで手伝える優しい子です。

この卒業メッセージが、今がんばられているご家族に少しでも何かの参考になれば幸いです。
そして、つみきの会のおかげで我が家は救われました。
つみきの会を立ち上げて精力的に活動を続けていらっしゃる藤坂さんと、
つみきの会を支えてこられた皆様には、感謝の言葉も見つかりません。
本当にありがとうございました。
ABAで劇的に改善したお子さんは沢山いらっしゃると思います。
これからも一人でも多くの子どもたちが希望を持って成長して欲しいです。
また、経済的な理由であきらめる事が無いよう、支え合う社会であってほしいと心から願っています。

KS

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プロフィール

つみき通信

Author:つみき通信
NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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