仙台交流会のご報告
今回はSVの佐藤ともみ先生をお招きし、初めて参加したお二人を含め、5人が参加しました。
参加者それぞれから普段困っていることを中心に話していただき、それぞれの経験談を話したり、アドバイスをしあったりしました。
トイレトレーニングや食事の課題については、毎日のことだからこそ大変だし、根気強くとりくんでいかなければいけないと改めて感じされられました。
普段は家で一人で抱えている課題も、みんなで話をするだけで前向きになれることがあります。まだ参加したことのない方も、ぜひ
参加してほしいと思います。
次回は12月ころにオンラインでの交流会をまた実施する予定です。
平日開催であれば、子どもを学校や保育園等に預けられて参加しやすいという意見がありましたので、このような意見を参考に、できるだけ多くの方が参加しやすい形で開催をしたいと思います。
仙台定例会報告
11月24日(日)
【個別指導】5組参加
*大なわとび
縄が気になって飛べなくなっていたので、
この時、大人の1,2,3の掛け声に合わせて縄を引くのではなく
* グー、チョキの維持
指を1本もしくは2本立てると維持せずすべて開いてパーにしてし
観察するとグーにしたときに親指を立てたまま手を握っていたので
大人が2~5指をおさえるときなるべくふわっとおさえ、
*ズボンのベルトを通し、締める
はく前ではなく、ズボンをはいてからベルトを通し、締める。
ベルトがよく見えるように上の服は体にぴったりしたもの(肌着や
バックワードチェイニングでベルトの穴を通して締めるところから
*歌、独り言の自己刺激が止まらない
家や学校で、
歌を注意して子供が泣いても折れず、歌を許可しないようにする。
鼻歌や小さい声なら許可してもらえるよう、
声の大小の模倣を利用し、
*腰を回す
腰を回す動きができず、
腰だけ左右に動かすために体重移動をさせる。
テーブルの上に手をつき、腰を左右に動かし、
【講義】自閉症療育のEBP(エビデンス・ベースド・
ESDMやJASPAERといった新しい形の療育の紹介もありま
しかし遊びながらABAをすること(共同注視を促す等)は、1分
5.質疑応答
参加者の質問に、藤坂代表からアドバイスいただきました。
参加された皆様、セラピストの田村先生、
次回開催は4月12日(日)です。
仙台定例会の報告(2019/07/21)
【個別指導】6組参加
*鉛筆の持ち方
鉛筆を体の反対側に倒して持ってしまうので持ち方の矯正をしました。
子供の手をしっかり押さえるのではなく、鉛筆を手のひらでそっと親指と人差し指の間に倒してあげる。
この時、書き始めから正しい持ち方になるように子供が鉛筆を手に取る瞬間を見逃さない。
* ラジオ体操
体を反ったりひねったりすることが苦手なお子さんへの教え方。
対面の動作模倣では反る動きがわかりにくい子供には横に並んで行う。(横を見て模倣できる能力が必要)
大人が膝立ち、子供が立って行うと高さがそろい、子供が真似しやすい。
*自分の頭の後ろで髪を結ぶ
頭の後ろでゴムを結ぶ動作はできていたので、髪の集め方の指導があった。
手は逆手。首に親指が触れるように髪を集めるときれいに結べる。
*ズボンの前後
衣類の前後の概念がわからなくても間違えずはく方法。
教材が体操着だったので左前に付いているネームを頼りにする。
はく時にズボンを体の前に持ち上げたときにネームをトントンとタッチする。
次にズボンを床にお尻を上にして置き、体の前に持ち上げたときにネームを探させる。(ズボンのお尻が前になった状態)
探したらトントンしてはく
おなかが上、お尻が上に置くことをランダムに行い、「ネームを探す→トントン→正しくはける」という習慣をつける。
*矢印の理解
対面で教えるより並んで教えた方が矢印や指差しの方向が子供にわかりやすかった。
テーブルの上に紙コップを伏せて置き、中に強化子を入れる。
指差しでどのコップか当てられたら指差しカード、矢印に移る。この時、指差しカードの指は長く描くとわかりやすい。
指差しカードで分かりにくいときはボールペンなどで指すと良い。
*単音模倣
教えるときにあいうえお順にしないこと。
た→ほ→う→の など、ランダムに模倣させ、発音できない音を探す。
「え」が出ないときは舌を出すと音が出やすい。
「ま」は一度口を閉じ「んーーーーーーーっあ」
「あ」で練習を積み「んーーーーーっま」へチャレンジ。
【講義】時の概念
朝昼夜、曜日など生活に欠かせない概念の教え方の講義でした。
中でも印象深かったことは
時計の読み方がわかったら時間の意味を教える。
デジタル時計で2:59になったら「3時になったらおやつ」と言う。子供に時計を注視させ、3:00に変わったら「3時になった」と言わせ、おやつをあげる。
最初は30秒くらいしか注視できないので59分30秒から見始めると良い。
信号も青になる直前で注視させると良い。
時計が読めたらそこで安心して終わらせてしまいがちですが、生活していくうえで時間の意味を理解することはとても大切なことだと感じました。
参加された皆様、セラピストの田村先生、遠方よりお越しの藤阪代表本当にありがとうございました。今回も大変勉強になりました。
次回開催は11月24日(日)です。
皆様のご参加をお待ちしております。
仙台支部便り~仙台定例会~
8月25日(土)に仙台定例会が行われましたので
ご報告致します。
参加されたのは6家族。総勢18名での開催となりました。
今回は非会員の方でABAを知って間もないというご家族も参加して頂きました。
少しでも多くの方に、ABAを知ってもらうきっかけができるということは、嬉しいですね。
藤坂代表による講義:【関わり遊びの教え方】
遊びのスキルを獲得するにも"動作模倣"による導入が有効であるということで、
初期課題の徹底マスターすることが後々まで効いてくることのご説明でし
た。
やはり土台となる基礎を作ることが大事なのですね~!
仙台定例会は少人数での開催が続いています。
前回は延期になるというハプニング(?)もありましたが、
皆さんのご参加があり、開催することができております。
お住まいが東北でなくても、「仙台なら行きやすいわ・・・」というお気持ちだけでも
全然構いません。
興味のある方はぜひご参加下さい。
お待ち致しております。
次回の定例会は、12月1日(土)の開催予定です。