つみき通信

このブログは、つみきの会の各支部リーダーを始め、理事、事務局スタッフなど、つみきの会の活動を支えるスタッフたちからのお便りをお届けするものです。ぜひ、時々お立ち寄りください。

療育センターってなに?

8月に書いて以来すっかりご無沙汰!気がつくと秋でした!
東京定例会スタッフのANNAです。

次の東京定例会は10/21(日)に開催します。
今回は【「ママ」と呼んでくれてありがとう: 自閉症の息子と歩んだABA早期療育の軌跡】の著者である杉本美花さんに特別講演をお願いしています。沢山の方と当日会場で会えることを楽しみにしています。

さて、本日は「療育センター」について書きたいと思います。


「療育センター(発達センター)」という言葉を使うと、結構地区によって使われ方がどうも違うようで、「通園=療育センター」という表現をされる人もいるし、「外来・訓練=療育センター」と表現する人もいる。
ちなみに私が住んでいる地区は 療育センターというと外来とOT・ST・PT等の訓練をする場所になります。すべて訓練は個別になります。

息子の自閉症を疑いはじめたのは1歳3ヶ月の頃、1歳半の頃には確信になっていました。「早く対応すれば、ST(言語訓練)をなるべく早く受けられれば、絶対にいい方向に行く」と信じ、病院や検診や児童相談所に通い何度も訴えました。

しかしどこに行っても「まだまだ様子見」と言われ。最後には「自閉症だと言ってくれ!」と哀願する始末。かなり変わった親だと思われたことだろう。しかし至って真剣で切羽詰まってました。

療育センターへの紹介状が児童相談所から出た時は1歳11ヶ月。
初回の外来で病名をしっかり頂いた(なぜだかホッとする親2人)
しかしSTの訓練を1度受けて絶望しました。1回30分の個別訓練が月に2回。回数だけでなく内容もこれで何が変わる?というようなもの。

専門家が何とかしてくれると思っていた私が馬鹿だった。
そこから2ヶ月後には「つみきの会」に入会し、現在に至ります。

さて話はここからです(前置き長すぎてすいません)

我が息子は通っているST担当の方から「5.6年に1人の逸材」とか「15年やってきて5本の指に入る子」とかそういう表現をされます。
すごい褒め言葉に聞こえますか?いえいえ全くその逆です。
障害の重さやコミュニケーションの取れなささがという意味。

息子は2歳前という早期に療育センターの外来にたどり着いたので、その段階でできることを評価され「高機能であろう」という見立てをいただいていました。なのでSTの枠を月2回でもいただくことができたラッキーな子供だったのです。(ラッキーってほどの訓練じゃないけど)
今ではあれれ?状態で、早めの確保のお陰で継続はしているものの
ぶっちゃけ今の息子にはSTの枠など到底当たらないと言われています。
なのでSTを受ける子の中で息子はそら逸材レベルだろうと思います。

自閉が深く知的に重いタイプは配慮のある通園を選択する率が高い。
通園に通うと療育センターの訓練を受ける権利を失うというのが、我が地区の制度。そりゃ、自閉が深い子は療育センターにいないわけだ。見渡せば皆高機能!うちの子が浮くのがよく分かる。

しかし言葉が使えない子はST(言語訓練)を受けられないなんて
なんか非常に矛盾を感じます。
結局中重度の子はまずは受け止め、焦らず愛情深く接しましょう。
これ以外に為す術を持ってないのだなぁとつくづく感じます。
以前、動物や乗り物や食べ物などの「カテゴリ」の概念を理解させることに成功したと話すと、「この子が生きていく上でそんな知識が必要だとは思えない」と言われ固まりました。ひょぇーー!!なぜーー??

そんなわけで息子は貴重なケースということで訓練をビデオ取られ
コミュニケーション講習会などでそれは使われます。
「STが受けられない中重度の親御さんの希望になると思います」と言われますがしかし・・・STの訓練ではコイン落としや型ハメばかりさせられているわけで・・。

正直息子がここまで発達したのは全部ABAのおかげなんですけどね。
「人のふんどしで相撲をとる」ような感じで「なんだかなぁー(ため息)」なんですけど。

愚痴っぽくなって来ましたね。・・・長くなりました。


注) 療育センターは様々だと思います。あくまで我が地区の療育センターのことを書きました。日本にはもっと素晴らしい公的な療育を提供する場所もあると信じています。信じたいです!
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名古屋療育ライフ その6 初めに用意するもの

定例会以外の時、自宅でABAを始める準備について。

準備は結構大変で、しかも準備が不十分だとうまくいかない原因になったりするので、時間と注意が必要である。
最初に、物と物を一緒にする(重ねたり、隣りに置く)~マッチングということから始めるのだが、
立体と立体→立体と絵カード→絵カードと絵カードという順に進める。

立体の物については、おわん、つみき、カップ、スプーン、スポンジなどは、形も色も全く同じ物を2個ずつ揃えやすい。
動物(ぬいぐるみより、実物に近いフィギュアが良い)は、名古屋市だったら東山動物園、名古屋港水族館の売店が良い。メーカー物は、1体1000円以上もしたりするので、どうしてもない時だけにした。
野菜や果物。リンゴ、バナナ、みかんは本物が安く手に入るシーズンなら良いが、大きな物や柔らかい物は不向きなので、100均や大きな手芸店で偶然あればラッキー。おままごと用に真ん中で分かれて、マジックテープでくっつくようになっているものは、一度に種類を揃えやすい。(それで遊びだす危険はあるが)
男の子なら乗り物ははずせない。ミニカーで集めておいた方が、後で場所を取らない。飛行機はもし空港に行く機会があれば、空港の売店で。船やヨットも意外とないので、名古屋港の売店で売っていたと思う。

絵カードは、今はつみきの会で、食べ物と動物のカードが買えるので、その分楽になっている。
「名詞のカードは、名刺サイズがいいですよ。大きいと後で収納に困るし、持ち運びも考えると」と最初にセラピストさんに言われた。市販のカードを縮小して、100均で売っている美濃紙という厚紙を、名刺サイズにたくさん切っておきそれに張り付けるか、コピー用紙のままラミネートするかして作っている。
A4プリンター、A4ラミネーター(ホームセンターなどで3000円くらい)は必需品といえよう。

ここまで来て、セラピーの前にその日使うものを準備して、やり方をつみきBOOKを読んで覚えておかなければならない。
慣れるまで大変だが、定例会で見たり、セラピストさんのやるのを見たりしていって、早めに基本をつかんだ方がよいと思う。

札幌支部便り~定例会へ参加しましょ~!

みなさま、こんにちは。

札幌はようやく残暑も終わりかな?という感じですが、
まだまだ例年より暑い日が続いています。

今回は「定例会に参加してみましょう!」ということで、
つみきの会に入ろうか、どうしようか?
とお悩みの方がいらしたら、参考にしていただけ
るかもしれない内容を書いてみます。

私がつみきの会を知ったきっかけは、
「わが子に家庭でも何か療育はできないか?」と思い、
ネットでいろいろ検索していて、みつけたことでした。
検索ワードは「家庭療育」だったと思います。
そこでABAという言葉やつみきの会にたどり
つきました。

私がつみきの会をネットで知ってから、会員になるまで
の間に約3ケ月ありました。

今思えば、早く会員になって一日も早くABAを始めて
いたら良かったと思いますが、どんなことを
するのか、全く見当がつかなかったので自分なりに
調べてから、なんて思っていたら月日が流れて
いました。

まずは、ABAについてネットで調べてみたり、
つみきの会で推薦する本を読んでみました。
このとき出版したてだった「えっくんと自閉症」
を読み、「ABAをやってみたい!」という気持ちになりました。
そしてそのころ札幌定例会が開かれることを知り、
「定例会を見学してから入会を考えよう」と思いました。

定例会を見学して会員さんの頑張る姿や藤坂代表の
熱心な指導や講義に、「私たち親子にもこれが必要だ!」
と実感し、その後即、入会しました。

入会して、つみきBOOKを読めば、ABAがすぐに実践
できるようになっていました。
わからないことはメーリングリストで質問もできますし、
その後、継続して定例会に参加してモチベーションを保って
いけます。

「つみきの会ってどんなの?」「ABAって何?」
と思っている方がいらっしゃったら、
ぜひ、定例会に参加してみてください。

次回の札幌定例会は12月9日(日)の予定です。

杉本さんの本

代表の藤坂です。

つみきの会の会員さんによるABA療育体験記があらたに出版されます。

杉本美花著『「ママ」と呼んでくれてありがとう 自閉症の息子と歩んだABA早期療育の軌跡』学研教育出版

という本です。今週末か来週には書店に並ぶと思います。

会員さんによる体験記は、末吉景子さんによる『えっくんと自閉症』に続いて二冊目です。末吉さんは米国に渡って療育を受けられたのですが、杉本さんはこの日本で、お母さんが独力でABA療育に取り組まれました。

とっても感動的な、いい本です。これから療育をしていくうえで参考になる記述がたくさんあります。

ぜひ書店やネットでお買い求めください。

9/9 名古屋定例会の様子

昨日、第42回名古屋定例会が無事終わりました。
藤坂代表、セラピストさん、ボランティアさん、参加・見学の皆様、ありがとうございました!

ウチのカメラが2台とも壊れていまして、集団プログラムの様子を撮りたかったのですが、また次回にさせていただきます。

現在、神戸と名古屋で行われている集団プログラム。

今回は、動作模倣(「こうして~」と言って、先生がとったポーズをまねさせる)から始まり、
手遊び歌(トントントントンひげじいさん、アンパンマン)、フルーツバスケットというゲームをしました。

まず、みんなが座れる、直線のいす取り競争で練習。
次にいすを円形に並べてお子さん達に座ってもらいます。1人1人にバナナ、みかん、いちご、ぶどうの大きいラミネートカードを渡し、「バナナ!」と言ったらバナナのカードを持った子が立って、空いた席に座る。
最後に「フルーツバスケット!」と言ったら全員が立ってのいす取りになります。
フルーツバスケット=全員というのがなかなか難しいようでした。

ボランティアさん達の協力も得て、楽しい時間になりました。

次回からは、普段の家でのセラピーの経験を、初期の頃から思い出して書いていきたいと思います。

伊吹山ドライブ

伊吹山

大阪支部スタッフです。
久しぶりのブログですf^_^;)


まだまだ残暑厳しい中、皆様体調崩されていませんでしょうか?
うちの家族は、全員マイコプラズマ感染で順番に寝込んでいました(T_T)
マイコプラズマはオリンピックの年に流行るそうですが、どうなんでしょうね?
私が住む京都では大流行だったようです。
普通の風邪なら効く抗生物質でも、マイコプラズマには効かないんですねf^_^;)
皆様ご注意下さい!

さて、家族全員寝込む前の週に、滋賀県の伊吹山へドライブに
行ってきました。
ドライブウエイのあちこちで望遠カメラを構えた方々が
たくさんいらしゃって、
フラ~っとやってきた私は思わぬ伊吹山の人気に
失礼ながら驚いてしまいました。
が、登山口の駐車場についてみて、さらにビックリ!
ほぼ満車な上に、皆さん山歩きをする服装の方がほとんどです。
今から思うと高山植物の観察や山歩きをするために
皆さん伊吹山に来られたのですから当然の事ですよねf^_^;)

そんな中、唯一軽~い気持ちで、
な~んにも考えずにやってきた私の服装は、普段着にビーチサンダル。
恐ろしく場違い。
標高が高いのでとても涼しく、景色も素晴らしかったのですが、
ちょこっと歩いて終了。。。
こんなに綺麗な山まで来てした事といえば、
息子が初めて食べたソフトクリームがものすごく美味しかったようで
ベッタベタになりながら完食したことだけでした。
次回こそはちゃんとした服装で来て、山登りを楽しみたいと思います!

ABA支援者養成講座

代表の藤坂です。

8月29,30日に神戸で「ABA支援者養成講座」を開催しました。

この講座のねらいは、現場の療育・教育に携わる人たちの中に、ABAの知識を身につけるだけでなく、実際に子ども相手にセラピーができる人材を育てよう、というものでした。

そのため講習はつみきの会の子どもたちに協力してもらってセラピーの実技を中心にし、座学は最小限にしました。

座学の不足を補うため、テキストを予め参加予定者に郵送して読んできてもらい、初日冒頭にテストをして、テキストの内容が頭に入っているかどうかを確かめることにしました。もしここで落ちたら午後からの講習は受けられない、という厳しいものです。

この講座のアナウンスをHPにアップした時は、どれほどの人が参加してくださるか、非常に心配でしたが、ふたを開けてみると11人もの方が西日本各地から集まって下さり、とてもうれしく思いました。

当日、エントリー試験で合格点に達しない人がいたらどうしよう、とこれもまた心配でしたが、幸い皆さんちゃんと勉強してこられていて、不合格者は一人もありませんでした。中には100点を取られた方もいて、感心しました。

初日午後からの実習では習得済みの課題を使い、ABAセラピーの基本の「キ」である指示の出し方や強化の仕方を練習しました。途中から3つの小グループに分かれ、つみきの会のセラピストの指導のもと、それぞれ別のお子さんを相手に練習を重ねました。

二日目午後の実習では前半、未修得の課題を使って、プロンプトの仕方やランダムローテーションのやり方を練習しました。

後半はさっそく実技試験です。参加者に1人2分ずつ、一人の子どもを相手に未修得の課題を教えてみてもらい、それをこちらで作ったチェック項目に従って、セラピストが採点して行きます。皆さん、緊張しながら試験に臨まれていました。写真はその様子です。

縮小版


あっという間の2日間で、本当はもっと実技の時間を取りたかったですが、時間的、人的コストの面で2日を割くのが精一杯でした。幸い、参加された皆さんからも好評で、終わった後もそのまま解散するのが名残惜しくて、近くの喫茶店で延々とおしゃべりを楽しみました。

12月には東京で実施する予定です。お楽しみに。

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NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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