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つみき通信

このブログは、つみきの会の代表や、会員の親御さん、セラピスト達からの便りをお届けするものです。ぜひ時々お立ち寄りください。

名古屋療育ライフ その9 信頼関係を築く

母子だけのセラピーとなって4ヶ月後、事務局から、新人セラピストさんが入られた、と連絡が届いた。
うれしい反面、このコンプライアンス(勉強に向かう態度)の悪さで、またセラピストさんに反抗して困らせては申し訳ない、、。ともかく現状をお伝えしてみた。
新人セラピストさんには、スーパーバイザーという(NOTIAのHPをご参照下さい)経験のあるセラピストさんが初回ついてきて下さることになっていて、対策を考えてきていただいた。

・訪問セラピー開始2回目くらいまでは、「一緒に遊ぼう」と言って遊びから始め、最後に1つ2つ簡単な課題を
 成功させて終わる。
・3回目からは、遊びの時間を減らし、「座って」と促すが、親はセラピストさんの座る位置の少し後ろに座り、 手を出さない。セラピストさんが連れに行って、座らせる。ただし部屋から出ることは、親が阻止する。
・座ったらすぐほめて、ごぼうびをあげ、すでにできている課題をやって、解放する。
・ごほうびのおもちゃをいろいろ持ってきていただき、気に入るものを探るとともに、気に入ったものは家では買わない、使わない。セラピストさんとのセラピー専用とする。

「この先生は一緒に遊んでくれるんだ」と思うことが、子供にとっては良い他人の大人→信頼する、という事なのだろう。遊べる時は、必ず遊んでくれるという安心感を持つと、~先生が言う事は、多少嫌いなことでもやって、ほめてくれるからまたうれしくなって、次もやる。
できないと思う新しいことも、先生が助けてくれるから、やってみようかという気になる。
他人であるセラピストさんとのセラピーを続けていくには、まずは信頼関係を築くことから始まるのだと思う。

うちの子のように先生役をやりたがる場合は、主導権は常に大人にある、というけじめを、最初につけておかなければならない。「お勉強に来てくれる、~先生だよ」と紹介して、各セラピーの始まりと終わりには、「お願いします」「ありがとうございました」のあいさつをする。
これは母とのセラピーでもいつも行なっている。忘れそうになると、「お勉強の間は、ママは先生だからね」と注意する。

対策のおかげで、セラピストさんとのセラピーを何とか受け入れるようになり、少しずつ新しい課題も進められるようになった。
しかし次の難関、中級の壁にぶつかるのである。

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冬が始まりました

みなさま、こんにちは。

札幌支部より初雪の便りです
すでに、最低気温が0度となる日もあり冬本番となって
きました。

近頃、インフルエンザやRSウイルス、マイコプラズマ肺炎、
胃腸炎などが流行りだし、うちにもやってくるんじゃないかと
ビクビクしています。
学校や幼稚園からすぐ流行ものをもらってきて、必ず私の
元へやってきます

そして、雪が降り積もる前のこの時期、札幌の子どもたちは
戸外で遊べなくなり室内にこもります。
わが子は良く食べるので運動不足になり、太るんじゃないかと
心配しています
なるべく親子で身体を動かすよう考えていこうと思っています。

みなさま方も年末、病院のお世話にならないよう
お気をつけ下さいませ

来月9日(日)に札幌定例会があります。
終わりましたら、またご報告いたします。




新潟定例会がありました

こんにちは。
新潟では先日新潟定例会が開催されました。当日は建物が揺れるかと思うくらいの強風の中、
参加人数20名を超える定例会となりました。

みなさん、ご参加ありがとうございました。

初めてのご参加の方や遠方からお越しになった方が多く見られた一方でABA歴5年のベテランさんのご参加もありました。3カ月に一回の定例会は、久しぶりに皆さんにお会いできるのでとても嬉しく思えます。

初めの自己紹介あたりではみなさんガチガチに緊張されていたようでした。(笑)
個別指導でも、初めての方が多くいらっしゃったので、なんとなく緊張・・・の空気が・・・。
それぞれ参加者全員の前でセラピーをするので緊張するのも当たり前!です。それでもお子さんが課題をクリアできるとわっと拍手がわいたり、代表のひょうきんなジョークで笑ったりして、和やかな雰囲気で終えることができました。

はじめましてのお子さんに「こんにちは、無害なオジサンだよ」と自己紹介していた藤坂代表には
思わず全員が笑ってしまいました。その自虐ギャグで場の空気がだいぶ和みました。(さすが!)

後半の講義の内容は「心の理論と共同注視」でした。

講義の中で、セラピー中はお子さんを見下ろす姿勢ではなく、なるべく視線の高さを
合わせて、強化するときには目を合わせてにっこり笑い、心から褒めることが重要で
あるとの話があったのが印象的でしたね。

質疑応答では、皆さん深くうなずいたり、納得したり。涙あり、笑いありの定例会となりました。

休憩時間や終了後は皆さんかなりにぎやかにおしゃべりに花を咲かせていました。
今回は、部屋の一角に強化子と教材を閲覧できるスペースを作り、会員さんが使っている教材や強化子を置いておきました。皆さん興味深そうにご覧になっていましたね。

なるべく会員の皆さんが、日ごろのストレスを解消してエネルギーを補充出来る定例会になるようスタッフ一同心掛けているつもりです。今回もいつもながらとても温かい雰囲気で終えることができ、ホッと胸をなでおろしています。
次回の定例会は3月に予定しています!寒い冬を何とか耐え忍び、また3月にお会いできることを楽しみにしています!

北陸の冬到来

ご無沙汰をしてしまいました。北陸支部のハルママドンです。

前回は残暑厳しいという内容から、一気に今日、「北陸福井では「あられ」が降りました。」という
情報に一変してしまいました。<(_ _)>

さて去る9月に第26回北陸定例会が開催され、ここ最近は特に熱心な参加者と、回を重ねるごとに
素晴らしい伸びをされているお子さん達との有意義な1日だったと思います。
北陸定例会は、田舎のせいか、ほのぼのとしているようです。

 私事ですが今年、就学した我が子は明日、7歳の誕生日を迎えます。
今日、プレゼントを買いに出かけました。初めて「これ買う」と欲しいものを選びました。
年少、年中までは無関心で、去年は「何もいらな~い」と・・そんな馬鹿な!と思いました。
 そして1年生になった今更ですが、家でもあらゆる指先を使った遊びをやっています。
お下がりや昔、買ったものでパチンコの台みたく球を弾いて下まで落ちないように指先をマメに動かすとか
黒ひげ、は剣を差し込むのに意外と力が要ります。
今回、プレゼントは玩具のゲームと決めていて結局、ドラえもんの15種類のゲームができる玩具を買いました。
まだまだ、幼さのある息子ですが自己刺激防止には最適です。


次回の第27回北陸定例会が年明けの1月13日(日)に開催予定となっております。
個別指導と託児の希望者は定員になり、締切りましたが参加定員には、まだ余裕があります。
雪の降る北陸ですが、今年の冬は2月5日と言う大雪の確立大の時期でしたが上手く
小康状態となり交通混乱も無く充実した定例会が無事開催されました。
 1月中旬なら比較的、確率は低いかな・・と私は思っていますが、とにかく次回も幸運を祈り
有意義な北陸定例会となりますように(^_^)v

名古屋療育ライフ その8 最初のつまづき

これからは、もうすぐ3年になる、息子へのホームセラピーについて書いていきたいと思います。

名古屋に引っ越して2週間後から、週1~2回NOTIAのセラピストさんに1時間来ていただき、他の日は私が1日1時間くらいセラピーをしていました。

ABAでは、1つの課題ができると、ごほうび(強化子という)をあげます。
2~3歳くらいなら、最初は好きな食べ物が強化子に使いやすいのですが、息子にはすぐ使えなくなりました。
定例会で、個別指導のお母さんが、よく食べ物を使っていらっしゃいますし、般化訓練で同じグループになったお母さんにお聞きしても、「うちもそうです」という方にはお会いしたことがないので、珍しいことなのかもしれません。
後で考えると、食べるとなったらがっつり食べたいタイプなので、チビチビと与えられるのは、彼にとってイライラの種にしかならなかったのです。受け取ろうとしなくなり、次の課題にも取り組めなくなるので、食べ物を使うのはやめました。

シャボン玉、音の出るおもちゃ・絵本も次々と飽きてしまい、携帯に録画したTVアニメしかなくなってしまいました。これは強力な強化子ではありますが、何しろこれ1つしかなく、1分ずつ、5コマ計5分しか録画できなかったので、セラピー最後の方になってくると見飽きてきます。
しかも、私は1コマ終わった時に、うまく携帯を取り上げられませんでした。

初期の3大課題であるマッチング、動作模倣(こうして、と言って動作をまねさせる)、音声指示(言葉かけだけで大人は動作をしない)は、比較的順調に進みました。
しかし、セラピー開始2~3ヶ月後、特にセラピストさんに反抗するようになり、いすに座らなくなったのです。
2~3ヶ月後によく起こる、ABA反抗期でしょう、強化子も少ないと言われました。
私との時はもう少し座れたのです。当時はなぜだかわかりませんでした。

原因は、「ママとのお勉強の方が、長く携帯を見れて、得だ」と、息子に学習させてしまったことだと思います。
セラピストさんは、うまく携帯を取り上げるので、最初息子はアレッという顔をしていました。
それを何回か経験しているうちに、私とセラピストさんとの違いに気づいたのでしょう。

息子が苦労をかけ、ご家庭の事情もあり、そのセラピストさんはおやめになられました。
何とかABAの基本がわかった程度で、セラピーの進め方がわからず、まだNOTIAをお願いしたかったのですが、その時代わりのセラピストさんはいらっしゃらなかったので、待機リストに加えていただきました。
入園1ヶ月前で、先生、他人の言う事を聞かなくなったらどうしよう、と思いました。
自己流のセラピーでも、やめてしまうよりましだ。と自分に言い聞かせ、携帯を見たり寝転がって遊んでいる時間の方が長くても、ホームセラピーを続けました。


大阪定例会

10月28日、大阪定例会が開かれました。
今回は大阪では2度目となる茶話会もあり、
たくさんの方々にご参加頂きました。

普段なかなかABAをやっている親御さんとゆっくりお話できる機会が持てないので、
茶話会では皆様、ABAをやっているからこそ分かり合える事だったり、
お互いの悩み、経験者からのアドバイス、地域別の情報など、
お母様方はもちろん、お父様グループでも情報交換の機会になり、
みなさんお話は尽きないようでした。
これからABAを始めようかと思っていらっしゃる方にも
実際に自宅でセラピーをしていらっしゃる方と気軽にお話出来る良い機会だったと思います。

藤坂代表による講義は今回「楽器の教え方」でした。
代表の娘さんの立派なピアノ演奏の映像を見せて頂き、
楽しく教える事が一番大切だと改めて教えて頂きました。

これはABAの基本である、褒めて伸ばす!子供にとって楽しいセラピーをする!
ということの再確認にもなりました。

今回もたくさんの方にご参加頂き、初めてという方もいらっしゃいました。
これからも日本各地で定例会が開かれますので、
ABAって実際どんなことをするの?と思っていらっしゃる方、
百聞は一見に如かずです!
初めての方、興味がお有りの方も各地で開催される定例会に、
どうぞお気軽にご参加下さい。
お待ちしております!

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Author:つみき通信
NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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