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つみき通信

このブログは、つみきの会の代表や、会員の親御さん、セラピスト達からの便りをお届けするものです。ぜひ時々お立ち寄りください。

3月24日 新潟定例会がありました。

ご無沙汰しております、新潟支部の松井です。
先日、3月24日に新潟定例会がありました。

春も近付く暖かい陽気の中、お集まりいただいたのは11家族21名。
療育関係の方の参加も3名ありました。

個別指導は以下の通りです。

①3才男の子 課題:共同注視  
男の子の回りに5つのコップを置き、母親の視線がどのコップを見ているのか当て
る。
②5才男の子 課題:上級会話
相槌と情報交換が混ざってしまって会話がうまくいかない。
単純なルールを決めて、会話のネタを用意しておくこと。
相槌で返してほしいのに違う返し方をした場合、何回かしつこく言い、相槌が返って
きたら強化する。

③4才男の子 課題:男女の弁別
お兄さん、お姉さんの弁別でいつも同じ人を間違える。
始めは典型的な写真数枚でマッチングして、それから新しい人の写真1枚を導入して
弁別する。
始めの写真は土台にしてこのように繰り返し、類似性をみつけていくといいそうで
す。

④5才男の子 課題:音読
音読の途中で絵ばかりを見て集中しない。いつも同じ所が読めなくなる。
しばらくは絵と文を別にして読ませる。
絵を見ないと質問できないもの、文だけで質問できるものを分けて聞いて、内容を理
解しているか確認した方がいい。
いつも間違う文はそこだけを取り上げて、指を叩きながら読ませる。

⑤5才男の子 課題:縄跳び
始めは大縄跳びで一回まわしてジャンプする。
「ジャンプ」と言いながら跳ばせていると、その言葉に反応しているだけになってし
まうので、縄に反応させること。「ジャンプ」→「はい」等と言葉を変えていき縄に反応させる。
1回に何度も跳ばすと嫌になってしまうので気をつけること。

藤坂代表の講義は、「機械利用型セラピー」でした。
機械利用型セラピーの内容に関しては他の支部の定例会報告ブログでも書いてあるので割愛します。

講義の後はデモがありました。
デモではプラレール、車、すごろくを使って3人のお子さんがされました。
すごろくでは止まったマスに応じてカードに書いてある指示を実行するというSSすごろくでしたが、
代表の引きが強いのか、お子さんよりも代表がカードを引く回数が多かったのが皆さんの笑いを誘いました。
(代表曰く「僕のソーシャルスキルが上がった」とのこと)

次回の定例会は7月7日の予定です。
また近づきましたらこちらのブログでもお知らせします。
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札幌定例会のお知らせ

みなさま、こんにちは。

今年の札幌は例年より雪が多く、3月に入りましたが、
まだ吹雪の日があり、4月の入学式シーズンには
雪がまだ残りそうな予感です。

そんな、まだ春が遠く感じる札幌より、定例会のお知らせです。

日時 4月14日(日)
時間 12時30分~16時50分
場所 札幌市西区民センター
内容 個別指導
   藤坂代表による講義 「機会利用型セラピー」
   質疑応答
申込みの詳細はつみきの会HPをご覧下さい。

札幌定例会では、いつも北海道各地から20人前後の方が
参加し、ABAを学んでいます。
会員及び会員関係者(会員が直接関係する医療、教育、療育機関等) 
以外の方でも1回に限りですが、見学ができます。
「ABAってどんなの?」「つみきの会って何してる?」と
思われる方には知っていただける良い機会となっております。

ぜひ、この春ABAを始めて一緒にがんばりましょう!
みなさまのご参加をおまちしています!
    

名古屋療育ライフ その12 定例会卒業の時、これまでと今後

定例会には、世代交代がある。
個別指導に始まり、般化訓練、集団プログラムに慣れ、講義の間、託児室で過ごしていられるようになると、卒業の時を迎えるのではないか、と思う。
診断年齢が早くなって、定例会入学が早くなり、卒業年齢も少しずつ早くなってきているのではないだろうか。

ABAは、まず親が、教え方を勉強しなくてはならない。
つみきの会には、つみきBOOK,つみきプログラムという、強力なマニュアルがあるが、本やDVDだけでは始められないし、続けられなかったと思う。最初は百聞は一見にしかず、定例会で実際に見て(今は発達相談もある)、NOTIAのセラピストさんに家に来ていただき、本を読んで自分でやってみて、うまくいかない所をセラピストさんに相談して、解決していったから続けてくることができたと思う。
会員になると、つみきMLで藤坂さんを始め他の会員さんからすぐアドバイスがいただける。名前を出したくない時は、つみきmixiに入って質問することもできる。

机でのセラピー時間については、旅行や帰省の時以外は、1日一時間やることにしている。私にもうちの子供にもそれが限度なのだが、それでも指示に従える力、毎日勉強する習慣がついたことは大きかった。親も勉強し続けることで教え方に慣れて、机以外の日常生活・子育てにもABAで対処することが自然になった。すると、一日のセラピー時間としては増えることにならないだろうか、と思ったりするのである。継続は力なり、である。

今後も社会人になるまで、何らかの形でABA療育は続いていくと思うが、つみきBOOKの後は、先輩会員さんはどうしておられるのだろうか?つみきBOOKの小学生版はと聞いておられた方がMLでいらっしゃったが、、。今度は茶話会に出て、先輩の体験を聞いてみたい。

つみきの会の歴史は12年、高校生になるお子さんもいらっしゃる。つみきの会のABA療育を受けたお子さんのビフォーアフター、早期療育後と社会人になるまでの、追跡調査・統計が集められないだろうか?条件がバラバラであることは重々承知だが、数でカバーできないだろうか?そしてそれが、公的にABAが行われる力にならないだろうか?などと考えてみたりしている。

これまでこの定例会リーダーブログを書かせていただいてきたことで、自身のABA歴を振り返り、ABAに対する考えをまとめる機会を得られたことを、感謝しております。
ABAは、子のみならず、親も成長させてくれるものです。




北陸定例会

北陸支部のスタッフです。

来る新年度の4月21日(日)に第28回北陸定例会が開催予定となっております。
場所は石川県金沢市内に会場を設け「つみきの会」として定期的に使用させて貰っています。
ただ今、参加希望者を募集中です。
北陸定例会でも個別指導があり藤坂代表が自ら、セラピーの指導をやって下さいます。
普段、やっている方なら様子を見て貰うので大変参考になります。
公前ですのでドキドキしますが、それでも受ける事が出来れば満足感があります。
その証拠に毎回10名(定員)のお子さんの親御さんが希望されています。
 
私も、もう今年で4年目に入ろうとしています。個別指導を欠かした事はありません。
それでも3年経ちますと参加者の顔触れも変わり始め、特にスタッフを引き継いだ2年前からは
一段と参加人数が増えてきて、皆さん、メモを取るなど、とても熱心な方々が、より増えてきました。

文字を読ませたい!書かせたい!順番、じゃんけん等々、課題は様々で見学されるだけでも
10パターンの事が習得できるので皆さん、メモを欠かせません。実践時間は1家族10~15分間です。
教え方ひとつで子供は理解をするんだ。と言うのが私の感想です。
最近では勿論、自分のお子さんの時だけですがビデオを撮っておられる親御さんも見受けられるようになりました。

個別だけで無く参加されているお子さん(ご兄弟も含め)全員が参加する集団プログラムがあります。
これもまた順番を守って一人ひとり指示通りに動けることを促したり楽しく手遊び歌やダルマさんが転んだ!は親御さんが横に付いたりもしますが子供たちは皆、参加しています。
 その後は藤坂代表からの講義の時間です。1月の定例会では社会性の構築でした。
4月の講義内容は今から参加希望の皆さんで決めていきます。質疑応答の時間も皆さん有意義に使って下さい。
 お子さんの託児も毎回、数名のボランティアさんがご協力くださっていますので先着順ではありますが、お受け致します。
新年度になり、新スタッフでの新たなスタートを切ります。
と言いましても内容的には今までとは変わりない状況です。
私事ですが、北陸定例会に参加し続けて北陸三県に渡り仲間が出来ました。各県により学校の形態も違います。
就学前に至っては本当に勉強させて貰いました。
今、波に乗っている北陸定例会。私と息子も、まだ暫く、お世話になります。
今回も、多数の参加希望者をお待ちしております。 
                              

大阪定例会

大阪定例会スタッフです。

2月24日に大阪定例会が開かれました。
今回は個別指導、集団プログラムの後に「ママと呼んでくれてありがとう」の著者、
杉本美花さん、太郎くんをお迎えし、講演会をして頂きました。

個別指導のお一人目のお子さんの課題は関わり遊びで、
コップ4つの中におもちゃを一つ隠してどこにあるのかを見付けるという課題でした。
「隠して」や「目をつむってて」などの台詞の理解ができるようにすることと、
「まだだよ」や「もういいよ」などの言葉もプロンプトしたら答えられるようにしておくことが大事だと教わりました。
まず藤坂代表がおもちゃを隠してお子さんが探したのですが、
「おもちゃを見付けるとお菓子をもらえる」と覚えてしまっているので、
「子供が隠して、セラピストがうまく見付けられたら、セラピストが食べる。」という方法を説明されました。
そして子供が上手に隠せて、セラピストが見つけられなかったら、
「くやし〜!!」と悔しがって強化すると教わりました。

お二人目は丸・三角・ハート・四角の2Dでの受容でした。
丸・三角・ハートでなら出来るが、四角を入れると混乱し、
三角と四角の区別が難しいとのことでした。
3Dなら出来るそうなので、厚紙を四角や三角に切ってやってみてはどうかと
ご提案がありました。

また、間違えた時にやりなおしを許さない事が大切で、
間違えたら一回もとに直させて5秒待ってから再試行することと教わりました。
最初お母様がお子さんに対して90度の位置に座ってセラピーされていましたが、
正面に座って集中させるほうが良いとのことでした。

強化子に携帯でYoutubeを見せる事を使っていらっしゃったのですが、
立ち上がりが遅く、強化のタイミングが悪くなるので、
すぐに与えられる強化子に変える必要があることと、
強化子を取られても泣かないようコンプライアンスを取り直す事が大切だと
教えて頂きました。

杉本美香さんの講演は、
非常に分かりやすくお話も素晴らしくお上手で、
時間があっという間に過ぎてしまいました。

私個人の感想は、藤坂代表の教えを忠実に実行し、
そこに杉本さんならではの創意工夫を加えられたんだなと感じました。

普段私達がセラピーをする上でぶつかる沢山の壁に対しての
杉本さんならではの向き合い方や、般化のヒントなど、
初級課題をされている方から上級課題をされている方まで、
すべての方にとって大変有意義な時間だったと思います。

特に印象的だった事は、
一つ目には願望と目標を分けるといいう言葉でした。
どうしても願望に流されてしまいがちですが、
杉本さんは願望に達するために、上手く目印としての目標を細かに落とし込んで来られてんだなと思いました。

二つ目には絶対達成できる目標を立てて、達成できれば自分を褒める等、
モチベーションを上手く保つ工夫をされていたこと。

三つ目にはDTTに取り組める時間は限られているので、
食事、寝る前、お風呂等の隙間時間を有効活用されている事でした。

お忙しい中、講演を引き受けて頂いた杉本さん本当にありがとうございました。

今回の定例会は今までで一番参加者も多く、
本当に熱気に満ち溢れたとても良い定例会だったと思います。
藤坂代表をはじめ、わざわざ遠方まで御足労頂いた杉本美香さん、太郎くん、
NOTIAのみなさん、スタッフの方々、そして多数ご参加頂きました皆様にお礼申し上げます。
ありがとうございました。

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Author:つみき通信
NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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