特別公開講座のご報告
東京にて6月16日に鳥取大学 臨床心理学講座 教授である井上先生を招いての公開講座を開催いたしました。
「小学校に入ってからの支援-親ができること-」
早期療育における一つの目標点でもあり節目ともなる内容の講座ということで、定員の140人はあっという間に埋まりました。

義務教育と高等教育の進路とそれぞれの特徴の紹介がありました
入学する上で確認しておきたいポイントについて
★それぞれの地域(所轄教育委員会)によって入級・入学基準は異なるので事前のリサーチ・見学・体験が重要。
★市町村または県の予算の範囲で、加配の先生がつけられることもあるので必要と考えるならば確認も必要。
★普通級進学をしつつ通級指導教室を希望する人は近年増え続けており、その枠を入れるか確認が必要。
★通級指導教室が所属する学校ではない場合は、親が連れて行くか、移動支援が使えるのかも確認。
★特別支援学級には知的クラスと情緒クラスがあり見学してどちらが自分の子どもに合いそうか見極める。
★放課後の過ごしについての情報収集もしておいたほうが良い。
また支援学級→通常学級の移行も昔より楽になっているそうです。親子ともに特別支援学級にポジティブなイメージをあらかじめ持てるようにしておくのも大事というお話でした。
高等教育と進路選択
まだまだ先のお話だと考えていましたが、もしも高校に適応できなかった場合でも、高等学校卒上程度認定試験が年2回あり、マークシートでの回答なので文字を書くことを苦手とする人でも対応できるらしいです。
大学受験に関しても、近年障碍をもつ人に配慮のある受験方法(回答形式や別室受験など)が申請できる例もあるということ。この点に関しては、様々な困難を持っている人たちへの配慮など この先数年後にはまた進んでいくのではないかと明るい見通しが持てた参加者も多かったと思います。
ボトムアップとトップダウン
早期療育では基礎から積み上げていくボトムアップ型の指導をし苦手な部分を克服する方法をとっていたが、年齢が上がるにつれて徐々にトップダウン方式の指導に切り替えていくことも大事であるというお話。
人間なら誰にでも苦手な分野はある。苦手な部分にひたすら時間をさくだけでなく、得意な部分でその苦手を補い克服する方法もあるという話は大きくうなずけました。
就学は療育の一区切りではあるが、就学前にボトムアップを頑張り、その後小学校に入ってから燃え尽きてしまっては意味がない。
早期療育していた子供達は「実は小学校に入ってからが美味しい」
この言葉がとても印象的でした。
「人として子どもが豊かに暮らすために、自立していくためにどうしていくか」深く考えるきっかけとなりました。
井上先生の講義の後、つみきの会の藤坂代表から現在のつみきの会についてのお話があり、その後藤坂代表と井上先生のディスカッションタイムがありました。

日本におけるABAの歴史の裏話が聞けて興味深かったです。
「小学校に入ってからの支援-親ができること-」
早期療育における一つの目標点でもあり節目ともなる内容の講座ということで、定員の140人はあっという間に埋まりました。

義務教育と高等教育の進路とそれぞれの特徴の紹介がありました
入学する上で確認しておきたいポイントについて
★それぞれの地域(所轄教育委員会)によって入級・入学基準は異なるので事前のリサーチ・見学・体験が重要。
★市町村または県の予算の範囲で、加配の先生がつけられることもあるので必要と考えるならば確認も必要。
★普通級進学をしつつ通級指導教室を希望する人は近年増え続けており、その枠を入れるか確認が必要。
★通級指導教室が所属する学校ではない場合は、親が連れて行くか、移動支援が使えるのかも確認。
★特別支援学級には知的クラスと情緒クラスがあり見学してどちらが自分の子どもに合いそうか見極める。
★放課後の過ごしについての情報収集もしておいたほうが良い。
また支援学級→通常学級の移行も昔より楽になっているそうです。親子ともに特別支援学級にポジティブなイメージをあらかじめ持てるようにしておくのも大事というお話でした。
高等教育と進路選択
まだまだ先のお話だと考えていましたが、もしも高校に適応できなかった場合でも、高等学校卒上程度認定試験が年2回あり、マークシートでの回答なので文字を書くことを苦手とする人でも対応できるらしいです。
大学受験に関しても、近年障碍をもつ人に配慮のある受験方法(回答形式や別室受験など)が申請できる例もあるということ。この点に関しては、様々な困難を持っている人たちへの配慮など この先数年後にはまた進んでいくのではないかと明るい見通しが持てた参加者も多かったと思います。
ボトムアップとトップダウン
早期療育では基礎から積み上げていくボトムアップ型の指導をし苦手な部分を克服する方法をとっていたが、年齢が上がるにつれて徐々にトップダウン方式の指導に切り替えていくことも大事であるというお話。
人間なら誰にでも苦手な分野はある。苦手な部分にひたすら時間をさくだけでなく、得意な部分でその苦手を補い克服する方法もあるという話は大きくうなずけました。
就学は療育の一区切りではあるが、就学前にボトムアップを頑張り、その後小学校に入ってから燃え尽きてしまっては意味がない。
早期療育していた子供達は「実は小学校に入ってからが美味しい」
この言葉がとても印象的でした。
「人として子どもが豊かに暮らすために、自立していくためにどうしていくか」深く考えるきっかけとなりました。
井上先生の講義の後、つみきの会の藤坂代表から現在のつみきの会についてのお話があり、その後藤坂代表と井上先生のディスカッションタイムがありました。

日本におけるABAの歴史の裏話が聞けて興味深かったです。
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広島定例会が行われました。
6月23日、広島で定例会が行われました。
福山定例会が一段落したことから、これを引き継ぐ形で今回初めて広島での開催になりました。
9組のご家族が出席されました。他一名、個人で調べて見学に来られた方もいらっしゃいました。
個別指導
3組の親子が藤坂代表から個別指導を受けました。それぞれマッチング、言葉の表出、3つの物をとってくるという課題でした。子供さんはみんな落ち着いて座って課題ができており、日々頑張っておられるのが分かりました。
集団プログラム
藤坂代表が歌のお兄さん的な存在で、動作模倣を交えた手遊び歌やボランティアさん参加のトンネルくぐりなど、
日頃の療育では体験できない和やかな集団体験を行いました。定例会は初顔合わせの方もいて、みなさん緊張がちなので、
ボランティアさんも参加した全員で体を動かすのはとても良かったです。
離れたところに置いた椅子を使っての遅延動作模倣を子供たちが順番にする、というのもしました。
できた子もできなかった子も、ボランティアさんたちが加わった参加者全員が温かい拍手を送ることで
とても和やかな雰囲気でよかったです。
講義「問題行動への対処法」
問題行動はどの子さんもあると思いますので、もちろんうちもですが、みなさんうなずきながら聞いていました。
やはり、問題行動ばかりに目を向けず、良い行動をしている時に強化する、という言葉が、分かっていたつもりでもできてなかったな、と
改めて思いました。ABAの基本、ほめてのばすという事を一番忘れてしまうのが問題行動をしている時です。
ほめるなんてふっとんでしまいます。難しいことですが、気を付けていこうと思いました。
今回初めての定例会でいろいろ準備など不安でしたが、無事に終えることができました。
みなさまありがとうございました。
次回は一応、10月を予定しています。
詳しくは決まり次第お知らせしたいと思います。
皆様の参加、お待ちしております。
札幌定例会のお知らせ
こんにちは。
今年の札幌は5月に春がやっと来たかと思ったら、
6月は夏。すでに25度超えの日があったり、身体が
ついていけていません。
札幌では、ほとんどの小学校は5月末に、幼稚園では
6月に運動会が行われています。
我が家の息子も運動会の練習で顔が真っ黒に日焼け
しています。
さて、第19回札幌定例会もお知らせです。
〔日時〕 8月4日(日)12時半より(予定)
〔場所〕 厚別区民センター
〔内容〕 個別指導・藤坂代表による講義(問題行動の対処法)
質疑応答
詳しい参加要項はつみきの会ホームページをご覧下さい。
夏休み中の開催ですので、北海道に旅行、帰省でいらっしゃる方の
ご参加も歓迎いたします!
今年の札幌は5月に春がやっと来たかと思ったら、
6月は夏。すでに25度超えの日があったり、身体が
ついていけていません。
札幌では、ほとんどの小学校は5月末に、幼稚園では
6月に運動会が行われています。
我が家の息子も運動会の練習で顔が真っ黒に日焼け
しています。
さて、第19回札幌定例会もお知らせです。
〔日時〕 8月4日(日)12時半より(予定)
〔場所〕 厚別区民センター
〔内容〕 個別指導・藤坂代表による講義(問題行動の対処法)
質疑応答
詳しい参加要項はつみきの会ホームページをご覧下さい。
夏休み中の開催ですので、北海道に旅行、帰省でいらっしゃる方の
ご参加も歓迎いたします!
7月14日 埼玉定例会のお知らせ
埼玉支部スタッフの狗飼です。
第1回埼玉定例会のご案内をいたします。
◯日時 平成25年7月14日(日) 13時00分~16時40分
◯場所
戸田市東部福祉センター
3階集会室 (12時40分~受付)
http://www.city.toda.saitama.jp/10/9166.html
※駐車場あり
●徒歩の場合・戸田公園駅東口から15分
●バスの場合
tocoバス「戸田公園駅西口」(川岸循環) バス停「公団前」
http://www.city.toda.saitama.jp/DAT/LIB/WEB/1/kurashi110_toco_kiza-kawa_time
table250104.pdf
国際興業バス
「戸田公園駅東口~蕨駅西口行き」、バス停「東部浄水場」
「戸田公園駅西口~西川口駅西口行き」、バス停「公団前」
◯講義 「セラピーをうまく進めるこつ」
定例会内容
(1) 個別指導(会員限定・定員3組×10分)
個別指導を希望する課題について、会場で参加者が見ている前で、
まず親がセラピーをします。
その後つみきの会代表の藤坂さんがそのやり方について指導します。
(2) 般化訓練(ご家族・お知り合いの方で託児して頂ける方になります)
課題をお子さんと親、次に他の親と順番に行います。
出来るようになった課題について違う場所で親以外でも出来るようにする事が目的で
す。
※(1)、(2)ともに、当日は普段使っている教材と強化子を必ずご持参下さい。
(3) 集団プログラム
(4) 藤坂代表による講義 「セラピーをうまく進めるこつ」
(5) 質疑応答
※ 託児について
別室で、ボランティアさんに1対1で託児していただきます。
(お子様一人につき2000円費用がかかります)
・以下の場合、保護者の方にお子さんをみて頂くことになります。
(1)託児が定員になった場合
(2)託児ボランティアが集まらなかった場合
(3)乳児のお子様
・お子さんをみて頂く保護者の方は、別室にて託児をして頂くことになり、
定例会には参加できません。くれぐれもご注意ください。
((3)の場合、静かに抱っこ等されている場合は、これに該当しません。)
・(2)の理由で、一度託児をお引受けしたにも関わらず、
やむなくお断りする場合は、事前にご連絡いたします。
・当日の急な託児申し込みは、一切受付できません。
基本的に、託児室利用のお子様は般化訓練・集団プログラムに参加していただきますようお願いします。
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◯参加募集要項
(1) 会員優先とします。
非会員のかたの見学は1回のみとさせて頂きます。
(2) 参加費用
1家族 2000円
(3) 申し込み期間 定員30名になり次第終了となります。
(4) 申し込み方法
件名に「埼玉定例会申し込み」と書いて、以下アドレスに必要事項を記入し送信して
下さい。
折り返し受付確認をご連絡させて頂きます。
受付確認メールが5日過ぎてもない場合は、申し訳ありませんが再度参加申し込み
メールを送って下さい。
◎埼玉支部メールアドレス saitamatsumiki@yahoo.co.jp
☆〔必要事項〕☆
件名 「埼玉定例会申し込み」
①代表者氏名(ふりがな)
②E-mailアドレス
③住所(県・市町村まで)
④連絡先(携帯電話)
⑤会員・非会員の区別 :
⑥参加人数 : 大人 人 子供 人
⑦療育しているお子様の年齢 : ◯歳◯ヶ月
⑧ABA歴 : ◯年◯ヶ月
⑨個別指導希望(会員限定) 有・無
●指導を希望する課題
⑩般化訓練参加 可・否
●般化訓練で行う予定の課題(動作模倣・マッチング等)
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※お問い合わせは、埼玉定例会スタッフ 沖・狗飼 までお願い致します。
saitamatsumiki@yahoo.co.jp
その際、件名は「定例会問い合わせ」として下さい。
会場へ直接電話したり、つみきメール上に書き込みなさらない様お願い致します。
※申し込みをせず、直接会場への飛び込み参加はご遠慮下さい。