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つみき通信

このブログは、つみきの会の代表や、会員の親御さん、セラピスト達からの便りをお届けするものです。ぜひ時々お立ち寄りください。

25年7月21日 神戸定例会がありました

神戸スタッフです。

7月21日(日)に神戸市勤労会館で神戸定例会が開催されました。

今回は会員さんで初めて定例会に参加される方がたくさんいらっしゃったので、とてもにぎやかでした。


つみきの会に入会の方でも定例会の参加は・・・
と思われている方や、入会を考えていらっしゃる方にも分かりやすいように、
当日の様子をスタッフさんのレポートで紹介したいと思います。



7月21日(日)に神戸定例会が開催されましたのでご報告させて頂きます。

藤坂代表、セラピストの皆様、ボランティアの皆様、ご参加下さいました皆様、スタッフの皆様、猛暑の中、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。

今回は、33組のご参加がありました。
いつもよりも多くの参加者があり会場は大盛況でした。
特に今回は、地元神戸市内からの初参加の方が多かったのが、
印象的でした。また、ボランティアの方も多く参加して下さっていたのは、
本当に有難かったです。


個別指導では、3人のお子さんが受けられました。

1番の方は、
音声模倣で「か」が「た」になってしまうことを相談されていました。
開始当初から、お子さんが機嫌が悪く、イスに座るところからの指導となりました。
泣きながらも指示に従い、出来たらイスから開放ということを繰り返ししました。

2番の方は、
音声模倣を相談されていましたが、
動作模倣、音声支持を1ダースほどしっかり出来るようになってから、
とアドバイスがありました。音声指示の時に、「頭に」の指示で、
手が耳のところに行く時があり、頭と耳で混乱しているところを、
プロンプトを促し修正していきました。

3番の方は、
「わからない」「しらない」を発語させることを相談されていました。
最初、コップを5つ並べて、お子さんを後ろに向かせ、
コップの中にサイコロを隠し、お子さんに「サイコロどこにあるかわかる?」
というやり方でされていました。
アドバイスの時には、
コップを1つにして、お子さんに、
「これ何かわかる?」と隠すものをみせて答えさせ、
次にコップの中に隠し、再度、
「この中に何があるか分かる?」と質問して答えさせ、
それをいくつか繰り返し、
次に、お子さんに隠すものを見せずに隠し、
「この中に何があるか分かる?」と聞き、
「分からない」と答えたらすかさず強化していました。
それが出来るようになってきたら、
再度コップを複数並べて物を隠しての質問をして、
コップを1つだけ開けさせ間違えた後、
「わからない」と答えるように導いていきました。
わかる条件、わからない条件をつけるアドバイスがありました。


般化訓練は、6グループに分かれて行いました。
お子さんがいつもと違う人で支持が通るか、
また親が他の人の課題をやってみたり、
強化子や教材など
アドバイスや情報交換をしたりして
各グループで和気あいあいとした雰囲気でした。

集団プログラムでは、
・共同注視
・動作模倣
・音声指示
・サーキット運動
・名前を呼ばれたら手を上げる
・質問(集団に向けての問いかけで、あてはまる時は手を上げたり、立ったりする)
     例:男の子・女の子、年齢、好き・嫌い、など

※リーダーの指示に従って行動できることや、
  自分の番が来たら何をするか、
  また前の人がやっていることをまねしてできること
  順番を待つ、列に並ぶ、列を乱さず前に行ったらつめること、など
  社会性のスキルを集団の中で学びました。


講義では「問題行動への対処」について。
問題行動もさまざまあり、
癇癪、パニック、こだわり、攻撃(他害)、自傷、いたずら、
物を投げる、脱走、自己刺激、奇声、睡眠障害、などなど。
代表から参加者の方々への普段のお子さんの問題行動の質問でも、
さまざまな事例があがり、皆さん対処に困っておられる様子が伺えました。
色々な対処の仕方を教えて頂き、
今までの間違った対応の仕方を修正し、
さらに、「DRO」を意識して行っていくことが大事だと教えて頂きました。
ついつい、悪い行動にばかり注目してしまいがちですが、
いい行動に目を向けて、褒めて強化しその行動を増やしていくことが
いかに大事かを改めて認識しました。

以上、報告とさせて頂きます。


いかがでしたでしょうか?
当日の様子が少しでも伝わったなら幸いです。

定例会に参加された事のない方や、入会を考えていらっしゃる方も、
お気軽に定例会に参加してくださると嬉しいです。


次回は11月17日を予定しています。
詳しい参加要項はつみきの会ホームページをご覧下さい。

皆様とお会いできるのを楽しみにしています。
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ブログのアップが遅れてしまいましたが、
6月9日の大阪定例会の報告をさせて頂きます。

今回も多くの方々がご参加下さいました。

今回は定例会前に茶話会も開き、
普段なかなかゆっくりお話出来ないみなさんと、
ABAや幼稚園、保育園での話など色々お話できました。
良い情報交換の場にもなるので、また開催したいと思います。

個別指導は3家族受けられましたが、
みなさん普段のセラピーで意外と抜けてしまってた点などを
藤坂代表に指摘して頂き、また上手くいくコツを教えて頂き、
会場の皆さんも一緒になって頷きながら聞かれていました。

今回の講義は「就学後のABA」でした。
藤坂代表の「小学校入学がゴールではない。」という言葉が
胸に響きました。

入学後も問題行動や身辺自立、学業面でのフォローなどに、
ABAがどれほど大切か、そして子供達はこれからも成長する力を
持っていることを忘れてはならないと改めて思いました。

将来の事を考え、特に身辺自立(着替えやお風呂で体を洗う等)、
自分で出来る事を増やしていくことが大切だというお話もありました。

勉強だけでなく、コミュニケーションの取り方など、
小学校入学後もABAを使って、 まだまだ教える事はたくさんあると、
改めて気付かされる大変有意義な講義でした。

藤坂代表をはじめ、セラピストの皆様、スタッフの皆様、ボランティアの皆様、
またご参加下さいました皆様にお礼申し上げます。

簡単ですが、定例会の報告とさせて頂きます。

7月7日 新潟定例会がありました

新潟支部スタッフです。
 
7月7日(日)に新潟定例会が開催されました。
当日は雨天で大変蒸し暑い日でしたが、今回は12家族+セラピスト2名で
合計大人20名+お子さん7名の参加となりました。
新潟は人数こそ少ないですが在籍3年以上のベテランの皆様
(代表曰く『団塊世代』だそうです)も多く、大変アットホームな雰囲気で
行われました。ただし藤坂代表は少し憂鬱気味でしたが…。

個別指導は6名の方からご希望がありました。

①男の子(4才7ヶ月)課題:質問の弁別(質問に対する答えのミスマッチ)
②男の子(3才3ヶ月)課題:発語の練習
③女の子(2才7ヶ月)課題:動作模倣
④女の子(5才1ヶ月)課題:動作主体の判断(「誰が」○○してる?)
 鉛筆の持ち方
⑤男の子(5才5ヶ月)課題:縄跳び、両足ジャンプ
⑥男の子(6才2ヶ月)課題:歯磨き、両手を使ってのドリブル

縄跳びは藤坂代表お手製のなわを使用して練習と指導が行われました。
(20cm程度の円柱木管の真ん中に縄を結んだもの)
木管をお子さん、縄の末端を代表が持って二人横に並んで縄跳びを
行いましたが、こうすることでお子さんが動かずにその場でジャンプ
出来るようになるのだという解説があって感心しました。
また歯磨きについて、奥歯を磨くときは力を入れずに磨いて少しずつ
慣れさせる、指でどの葉を磨くのかをプロンプトしてやると良いという
アドバイスは非常に参考になりました。

その後休憩を挾んで「問題行動への対処」の講義が行われました。
講義では参加している皆さんから日常のお子さんの問題行動をヒアリングし、
それに対して機能分析を行うという手法について説明して頂きました。

そして最後の質疑応答では、日頃悩んでいることや問題行動への対応等に
ついて質問が出されていました。

藤坂代表はじめ参加下さった皆様、大変お疲れさまでした。
皆様のお陰で会場設営を始めスムーズに進みました、感謝申し上げます。

次回の新潟定例会は12月8日(日)を予定しております。
詳細は追って当ブログでもお知らせします。

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NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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