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つみき通信

このブログは、つみきの会の代表や、会員の親御さん、セラピスト達からの便りをお届けするものです。ぜひ時々お立ち寄りください。

9/6 新潟定例会が開催されました

新潟支部スタッフです。
9月6日(日)に行われた新潟支部定例会の報告です。



今回はセラピスト含め総勢13名の皆さんより出席頂きました。
ちょっと少な目の参加者数でしたが、その分お子さんへの個別指導時間を
多く割リ当てることが出来ましたので、指導を受けられた皆様には貴重な
ケースだったのではないかな?と思います。

個別指導は4名のお子さんに行われました。
コンプライアンスの確立から音声摸倣などバリエーションに富んだ内容
でしたが、定例会で見る度に成長しているように感じられました。
初めて個別指導を受けられるお子さんもおられましたが、藤坂代表の
シャボン玉に夢中になり楽しそうにマッチングに取り組んでいました。

講義では「楽器の教え方」ということで、藤坂代表が娘さんにピアノを
教える時の様子(動画)を見ながら解説して頂きました。
その際、練習途中で間違っても絶対に動じないのがポイントとのこと。
親が見ていると感情が先立ってすぐ口を挟んでしまいがちですが、
そこをぐっと堪えることが必要ですね。
その後、参加者の皆さんと質疑応答を行い、無事に終了となりました。

藤坂代表および参加下さった皆様、大変お疲れさまでした。
次回の新潟定例会は12月13日の開催予定です。
多数のご参加お待ちしています。
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NPO法人つみきの会・繭合同 埼玉定例会報告

会員の皆様

埼玉定例会スタッフの山口です。

9月5日(土)『NPO法人つみきの会・繭(まゆ)合同 埼玉定例会』が行われましたので、報告させていただきます。
遠方よりお越し頂いた藤坂代表、ご協力いただいた繭の皆様、スタッフ、託児ボランティアさん、参加された皆様、ありがとうございました。

今回の参加者は、初めての方も多く約50名で、埼玉県のみならず、茨城県、千葉県、調布市などの近隣の都市からも、参加頂きました。


■個別指導(3組)

①*洋服の前後の理解。
まずは、お子さんに実際に着てもらい、藤坂代表がその様子を確認され、「どうして、前後がわからなくなってしまうかは、
着るときに袖から右手左手を出す段階で、洋服がねじれてしまい、わからなくなっているようなので、お子さんの手を取って、
左右均等に手を挙げて、ねじれないように着るよう指導される。

*靴の左右を見分ける。
本人の足型を紙などにとって、紙を踏ませる。
その際、プロンプトとして、左右の紙の親指2箇所、本人の親指2箇所に赤などのマジックで目印をつける。
セラピストが後ろに紙を隠して、内1枚を目の前に出し、お子さんに足を乗せてもらう。
この際、右→左→右→左と交互にならないよう、右→右→左→右→左→左など、必ずランダムローテーションでやる事が重要。
(交互に行っていると、左の次は右、右の次は左となってしまう為。)

②おわんに積み木を入れる。

③動詞の表出。
指導の際、「いすに座って」などの指示を何度も言わない。必ず、2度目にはプロンプトして座らせる事。
物の名前がだいぶ言えるようになった段階で、動詞の表出の課題に入る。(名詞だけでは、文章にならないので。)
まずは、「これなにしてる?」(音声指示)に対して、「パチパチしてる。バイバイしてる。立ってる。バンザイしてる。」
など言えるようになり、現在は、動詞カード(つみきの会のカード・葛西のカード)を使用して、動詞の語彙を増やしている。

■般化訓練

3組の親子がそれぞれグループになり、初めに1組目がセラピーを行う。
2組目が、同じセラピーを行う。3組目の方がセラピーの感想やアドバイスを言う。
(別の人の指示で、同じことができるか確認。また、別のセラピストがセラピーを行うことで、気づきがある場合もある。)

■集団プログラム

*ボランティアさんのトンネルをくぐり、タンバリンにタッチしてゴールする。
*ボランティアさんが、「みかん、バナナ、いちご、メロン」などのカードを持ち、例えばバナナのカードを渡したら、バナナの所へ持っていく。マッチングの訓練。
*リレー。最初に親が走り、バトンを持った子供が親の元へ走る。手を繋ぎ、また元の場所に戻り、次の方にバトンを渡す。

■藤坂代表の講義 『Verbal Behavior』(言語行動)

スキナー博士の言語行動について。
行動の基本原理「何かをやって、良いことがあると、その行動が繰り返される。(強化される。)」を見つけた博士。「弁別刺激→行動→強化刺激」
この言語行動には、大きく4つに分類され、「マンド(要求)、タクト(叙述)、エコーイック(おうむ返し)、イントラバーバル(応答)」がある。
それぞれの意味や、セラピーの方法などを詳しく説明いただき、ロバース博士の古典的ABAとの違いや、メリット、デメリットなど詳しくご説明いただきました。

個人的には、個別指導を拝見して、靴の左右の教え方など、わが子も現在たまに間違えることがありますが、
「左右逆だよ~。」など、ただ事実を伝えているだけで、なんのヒントも教えていなかった事に、反省しました。

また、藤坂代表の指導は、どんな課題でも、かならず徹底的に、ABAに当てはめて、行動を分析した上での具体的な指導なので、とても勉強になります。

我が家は、定例会に初めて参加したのは、約1年前位でしたが、その頃わが子は、動詞の表出などの課題を行っていました。
最初の定例会の時は、ギャーギャーと泣き叫び、集団に参加するのもやっとだったわが子が、現在はまだまだ課題はあるものの、静かに待つことが出来、
ことばでのやり取りができるようになり、気持ちが乗らなくても、何とかやるべきことが出来たり、集団に参加できたりする自己コントロールの力を身に着けることができたのは、ABAに出会えたことが本当に大きいと思っています。

定例会は、色々な側面からセラピーの具体的なヒントや、気づきがもらえる会だと思いますので、まだ参加されたことのない方は是非、一度参加される事をお薦めします。

次回の埼玉定例会は、1月10日(日)を予定しております。

以上、報告とさせていただきます。


埼玉スタッフ 山口


































































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Author:つみき通信
NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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