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つみき通信

このブログは、つみきの会の代表や、会員の親御さん、セラピスト達からの便りをお届けするものです。ぜひ時々お立ち寄りください。

2016年6月5日 東京定例会のご報告

6月5日に東京定例会を開催しました。そのご報告です。

今回は、34家族47名が参加され、そのうち初参加は14家族でした。

個別指導
3家族が藤坂代表の指導を受けました。
1組目、3歳の男の子。口と鼻など、近い場所の区別ができない。
・鼻から口に手が下がるので、鼻を指しているときに止めて強化する
・鼻は横から、口は下から手を当てること、強化をきちんとすることを忘れずに
2組目、4歳男の子。うまく出せない音を出せるようにしたい。
・うまくいかないときは違う音をやってみる
・できない音ばかりやっているとイヤになるのでできる音と組み合わせてやること
3組目、3歳男の子。右下がりの発音。楽器を弾かせたい。
・まずは一音から始めて2音節へ、右下がりだけでなく右上がりの音も同時にやること
・楽器をやるときは横に座って勝手にほかの音を出させないようにすること
・音を出すところの目印は初めは1か所にしか貼らない方がベター

汎化訓練
まず、親が自分の子供にセラピーを行い、同じことを別の参加者がその子に行います。
さらに別の参加者が感じたことなどをフィードバックを行います。
子供は全く知らない人からセラピーを受けることで他人からの指示に従えるように、
親にとってもほかの人の子にセラピーをすることでスキルアップが図れます。

今回はおおよそ3名×4チームで実施しました。
折り紙やカードのほか、タブレットを使用されている方もおり、参加された方のセラピーの方法についても
参考になったと思います。
託児が利用いただける方は、どんどん参加してセラピー仲間を増やしてくださいね(初参加者歓迎)。

集団プログラム
みんなで動作模倣、手遊び歌、トンネルくぐりとバトンパスを行いました。
みんな大騒ぎしながらボランティアの皆さんと楽しく遊ぶことができました。

講義
「問題行動への対処法」のテーマでお話をいただきました。
強化と消去、積極的罰と消極的罰についていろいろと事例などを挙げて教えていただきましたが、
やりかけたことを途中でやめてはいけないということと、問題行動には時に反応しない、という対応をとること
が重要と学びました。

最後に藤坂代表から「つみきの会は自分でセラピーをする親御さんの会でありたい」という熱い信念が
語られました!

次回の東京定例会は9月18日(日)、川崎市生涯学習プラザの予定です。
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Author:つみき通信
NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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