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つみき通信

このブログは、つみきの会の代表や、会員の親御さん、セラピスト達からの便りをお届けするものです。ぜひ時々お立ち寄りください。

1月7日㈯「NPO法人つみきの会・繭合同 埼玉定例会」報告

会員の皆様

埼玉スタッフの山口です。1月7日㈯「NPO法人つみきの会・繭(まゆ)合同 埼玉定例会」が行われましたので、報告いたします。
遠方よりお越しいただいた藤坂代表、ご協力いただいた繭の皆様、スタッフ、託児ボランティアさん、有難うございました。
今回は、一月初旬ということもあり、23名と非常に少ない定例会となりましたが、いつもより時間に余裕があり、ゆったりとした会になりました。

●個別指導 2組

1)勝ち負けの理解 「いちにのさん」でお菓子の入れ物に手を伸ばし、勝った人がお菓子を食べられるという課題。

セラピストが「誰が勝った?」「誰が負けた?」「誰が食べる?」と質問し、子どもが答える。

お子さんは答えることが出来ており、勝ち負けの理解も進んでいる様子だったが、

代表より、質問の順番が同じなので、「誰が負けた?」「誰がかった?」「誰が負けた?」「誰が食べる?」のようにして、

ランダムローテーションで質問したほうが良いとご指導される。

また、勝ち負けは、本当にゲームをするのではなく、セラピストが必ず主導権を握り、子どもが勝ってばかりいるような

状態にはしない事。

2)「うん・違う」という言い方を「うん・ううん」などの自然な言い方にしたいという相談。

セラピストが、「これパトカー?」と聞き、「違う」「消防車?」「うん」 「消防車は動物?」「違う」 「くるま?」「うん」という会話。

代表より、課題自体は理解しているようだし、「違う」というときに、首も降って答えているので、習得しつつある課題なので、

現段階で別の言い方を教える必要はないのでは?とのこと。

それよりも、「座って」の指示に従えないことや、思い通りにならない時のかんしゃくの対応をとることの方が課題だと、ご指導される。

●集団プログラム 「あいさつサーキット」など。

ボランティアさんなどにご協力いただき、円形になり、タッチ→バイバイ→ロープウェイ(お父さん方が子供の手をとって、椅子から椅子へジャンプ)

→握手→「こうして?」の動作模倣→トンネルくぐり。

子供たちは、とても喜んで参加しておりました。

●藤坂代表の講義「問題行動の対処法」

<行動の基本原理> ①正の強化②負の強化③消去④積極的罰⑤消極的罰など。

<癇癪の強化原因> 要求がかなわない。→かんしゃく→大人が要求を実現してあげる。なだめる。→癇癪を強化してしまう。

<DRO> 問題行動にほうびを与えず消去する一方で、問題行動以外の望ましい行動を強化することが、問題行動を減らす事につながる。

*できていない事や、間違った行動ばかりを注意するのではなく、良い行動をしているときに、声掛けする。


私事ですが、今回無事新しいスタッフの方が決まり、引き継いだ後、次回より新しいスタッフで埼玉定例会を開催して参ります。

私は任期内の終了ですが、これまで任期を越えて、支えてくださったスタッフの皆様本当にお疲れ様でした。

2歳半でほとんど発語のなかった我が子は、つみきの会に入り、ABAという指導法に出会えたことと、沢山の方の力をかりて、

今では、年相応の会話ができるようになりました。周囲の子が遊んでいる時間をABAに費やし、泣きながらセラピーをしている時もありましたが、

これまでの経験は、すべて子供と、我が家の力になっていると思います。

ABAから学んだことは、沢山ありますが、なによりも我が子にとっては、「素直な心」のように思います。

来春、小学校で普通学級に進学する予定です。まだまだ課題はあるかと思いますが、つみきの会で学んだことを軸に、頑張っていきたいと思います。

皆さま、大変お世話になり有難うございました。

次回の定例会は、4月22日㈯で、「井上雅彦氏 講演会」を予定しております。詳しくは、またご案内致します。


山口


























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Author:つみき通信
NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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