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つみき通信

このブログは、つみきの会の代表や、会員の親御さん、セラピスト達からの便りをお届けするものです。ぜひ時々お立ち寄りください。

9/3 東京定例会報告

9月3日(日)に東京定例会を開催しました。
今回は30家族43名の参加でした。

「個別指導」(3組)
1組目:音声模倣が課題。6つくらいしか音が出せない。
・出ている音を利用して母音から作っていく。
・母音が出るようになったら舌を使って「タ行」を出せるようにする。
・さらにそこからサ行やナ行へ発展させる。

2組目:2組目も音声模倣が課題でしたがちょっと強化子のあげ方を間違えてかんしゃくを起こしてしまい、かんしゃくを起こした時の対処法、に課題が変わりました。
・子供を後ろから抱えて座らせる。(子供は床におろして直角に座らせる。)
・プロンプトしても聞かないのでお椀に物を入れる、程度の課題をこなす。
・落ち着いてきたら強化子をあげるようにする。
これを繰り返すことで親のペースで行う事ができる。決して子供のペースにあわせない。

3組目:対の概念を教えたい。
対の概念を教えるにはまずは大小から。
ただし、ランダムローテーションをしないと分かっていない可能性がある。
分かっているかどうかを確認するために小さい方から始めたり、同じ方を何度も聞いてみる、などをすることが大事。

「般化訓練」
4家族×3回=12家族が参加しました。
般化訓練に3回以上参加したことがある方が多く、セラピーに使っている物も独自に作ったり、工夫している所が見られ大変参考になりました。

「集団プログラム」
今回は歌とダンス、トンネルくぐりを行った後、新しくロープウェーを行いました。
子供たちはみんな楽しく参加していました。

「代表の講義」
今回のテーマは「身辺自立スキルの教え方」
身辺自立には「食事スキル」「衣服着脱スキル」「水回りスキル」がある。

教え方の基本はプロンプトと強化。
パンツは無地のものを2枚用意し、前と後ろを見分けさせる。
女の子の場合は、足を出すところの向きで判断できるように。

頭を洗う、ズボンを履くなど長い行動の場合は、チェイニング、特にバックチェイニングがおススメ。
まず、親が自分で実際にやってみて、公道をステップ分けすることが大事。
決して想像だけでステップ分けしないこと!(やってみてわかることがある)

バックチェイニングはステップ分けした後ろから教えていく方法。
一つのステップが出来たらすぐ次のステップへ進ませること。
ぶつ切りにしてしまってはダメ。
また、途中で強化してはいけない、最後のステップまで終わってから強化する。

最後にトイレトレーニングのやり方を教えていただき、終了となりました。

実際に定例会に参加して見聞きしないと分からないことがたくさんあります。
次回は平成30年1月21日(日)、川崎市生涯学習プラザで開催の予定です。
皆さまのご参加をお待ちしています。
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Author:つみき通信
NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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