つみき通信

このブログは、つみきの会の各支部リーダーを始め、理事、事務局スタッフなど、つみきの会の活動を支えるスタッフたちからのお便りをお届けするものです。ぜひ、時々お立ち寄りください。

自閉症治療を医療保険の対象とする動き、全米に広がる

近年、ABA(応用行動分析)を含む自閉症治療の費用を民間医療保険会社に負担させるよう義務付ける州法を制定する動きが全米に広がっています。

全米州立法府会議(NCST)のまとめでは、2017年6月現在、46の州(ワシントンDCを含む)でこのような法律が制定されているそうです。
http://www.ncsl.org/research/health/autism-and-insurance-coverage-state-laws.aspx

もっとも、全米一の自閉症啓発団体であるAutism Speaksによると45州となっています。これは言語療法、理学療法のみをカバーするテネシー州を計算に入れるか否かにかかっているのかもしれません。
https://www.autismspeaks.org/advocacy/insurance

医療保険でカバーされる治療としてABAが明記されている割合を調べたところ、テネシー州を入れた46州のうち、2州(テネシー、インディアナ)を除く44州が、ABAないし行動療法を保険給付対象として明記していました。ABAが単独で給付対象となっている例はほとんどなく、大部分は、薬物療法、精神医学・心理的ケア、ST、OTなどと併記されています。
(上記NCSTによるダイジェストで確認できなかった州は、Autism Speaks Adovocasy Newsで、さらに確認できない場合は直接州法の原文にあたりました)

もっとも明確にABAを排除しているのはテネシー州だけで、インディアナ州は法律では明示していないものの、州保健省は適切な治療としてABAを勧めているとのことです。(Indiana Resource Center for Autismのサイトによる)

また多くの州法が、特にABAに限定して、年間の給付額の上限を定めています。これはABAがほかの療法に比べてけた違いに高価だからでしょう。上限は年齢によって違いますが、だいたい年間25000ドル~50000ドルという例が多いです。

代表的な例として、コネチカット州法(2009年)(Conn. Gen. Stat. § 38a-514b)を紹介します。

この州法は州内のすべての集団加入医療保険に対して、自閉症スペクトラム障害の診断と治療を保険でカバーするように義務付けています。カバーされるべき治療は、行動療法、薬物療法、精神医学的サービス、心理学的サービス(サイコロジストによるコンサルティングなど)、理学療法、言語療法、作業療法、となっています。

また行動療法への給付額は、9歳未満で年間5万ドル、9歳以上13歳未満が3万5000ドル、13歳以上15歳未満が2万5000ドルとなっています。

藤坂





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11/5新潟定例会のご報告

11月5日(日)に新潟定例会が開催されましたので、ご報告します。
今回は11組、大人と子ども合わせて25人の方に参加していただきました。

【個別指導】
1組目 指の模倣
←(お子さんが親の手の動きをよく見ていなかったため)音声指示は出さない、親は指を半開きにして次の動作が予測できない状態にしておくことで、手の動きに注意を向けさせる。

2組目 動作模倣(バイバイ)
←強化子は毎回変えず、気に入ったものを続けて出すと良い(興味が続くまで)。

3組目 動作の持続(手を上げる)
←動作によっては30秒くらいの持続を目指すものもあるが、手上げは疲れるので15秒くらいで良い。

4組目 時計の読み
←いつも「何時?何分?」と聞いているとそのパターンで覚えてしまう。時と分の違いに注意を向けられるよう「何時?」と「何分?」の質問をランダムローテーションで行うと良い。

5組目 動詞の表出
←新しい課題に取り掛かるときはできるだけハードルを低くすること。「トントンする」「フリフリする」まで言わせず、当面は「トントン」「フリフリ」で良しとする。

6組目 連続カードでお話を作る
←(お子さんが「一番~、二番~」と話していたが)より自然な話し方になるように「○○が~して、~して」という言い方が良い。

7組目 3人じゃんけん
←まずは、グーとパーなど組み合わせを固定する。それぞれの人数を変えて、何人になっても勝敗が変わらないことを理解させると良い。

【集団プログラム】
藤坂代表のご指導のもと、動作模倣、インタビュー、走って縄を飛び超えタンバリンにタッチする、等を行いました。

【講義「文字と文の理解」】
藤坂代表から以下のようなお話がありました。
○教える目安としては、数字の読みは年少~年中、ひらがなの読みは年中、カタカナの読みは年長、漢字の読みは小学校に入ってから。
○濁音や撥音は違いを強調して教える。
○漢字は難しいと思われがちだが、意外に覚えやすいので取り組んでみると良い。

家でセラピーしているとついつい自己流になってしまうのですが、今回も藤坂代表のお話をお聞きして初心に帰ることができ、また他の参加者の皆さんの様子に力をもらうことができました。

次回は3月4日(日)の予定です。沢山の方のご参加をお待ちしております。



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NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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