6/17 神戸定例会の報告
6月17日に行われました神戸定例会の報告をさせていただきます。
藤坂代表、つみきの会事務局の皆様、定例会スタッフの皆様、
NOTIAのセラピストの方々、ボランティアの皆様、そして
ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
今回は16家族が参加されました。
■個別指導
今回は3家族が参加されました。
[1家族目]
時制の区別をされました。
おもちゃの包丁で野菜のおもちゃを切るのをお子様に見せて、
未来「(これから)切る」、 現在進行「切ってる」、 過去「切った」
と区別して説明できるか?という課題です。
代表より、
・時制のセラピーなので、「 ”なすび” を切ってる」といった名詞
の正誤は無しにして動詞の時制だけに課題を絞る。
・野菜を切るアクションを派手にして、プロンプトをすこしずつ
減らす。
というアドバイスがありました。
[2家族目]
動作模倣〜音声模倣(単音)をされました。
代表より、
・セラピーの最初、戸惑いが見えたら簡単な課題から始める。
・音声模倣は本人がその時点で出来ない音を続けてやらせない。
・音がずれていても音が出ていたら子供を褒める。
・受容的命名と音声模倣を交互にセラピーすると良い。
というアドバイスがありました。
[3家族目]
動作模倣〜音声指示をされました。
代表より、
・セラピーで模倣させる側の身体が見えやすい様に、机無しで、
動作を模倣させるタイミングですぐプロンプトする。
・音声指示の場合、最初は動作もヒントになるようにセットで
やって、徐々に音声だけでできるようフェードアウトする。
というアドバイスがありました。
■般化訓練
8組のご家族が参加されました。
様々なご家族のセラピーを見て学んだり、情報の交換が出来る 定例会なら
ではの時間です。
「すごーい!」という歓声があがったりして、日常のセラピーを頑張ろう
と改めて思えるのも貴重です。
■集団プログラム
代表の動きでの動作模倣、音に合わせて歩く・止まる、リレー、縄を飛んで
タンバリンを叩く、などをやりました。
■講義「ABAの基本原理」
行動の基本原理 正の強化、負の強化など、と弁別刺激、動機づけ操作に
ついて講義していただきました。
罰については、「セラピーで子供の行動を強く制御(過度に止めたり)する
ことは、その行動の減少にはつながるかもしれないが、セラピー自体が
罰になるので良くない」とのお話がありました。
一所懸命になるあまり、強く指示してセラピー自体の魅力を下げていたかな
と振り返る良い機会となりました。
次回は9月開催を目指しています。
神戸定例会スタッフ 尾藤
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