神戸定例会の報告(2018/09/16)
9月16日に行いました神戸定例会の報告を致します。
藤坂代表、つみきの会事務局の皆様、定例会スタッフの皆様、
NOTIAのセラピストの方々、ボランティアの皆様、そしてご参加
頂いた皆様ありがとうございました。
13組のご家族が参加されました。
■個別指導
3組が受けられました。
[1組目]
音声指示で数字を綺麗に書くトレーニングをされていました。
代表より、「(右利きの場合、)お子さんの右横に座り、
手首の形を作るのをプロンプト。具体的には大人の左手
を子供の腋と腕の間から潜り込ませて子供の右手を支える
ように」とのアドバイスがありました。
[2組目]
動作模倣、音声指示、音声模倣(単音)をされていました。
代表より、「(お子さんの)名前を連呼しない方が良い」
と、「音声模倣の場合は、出ている音が期待通りでなくても
強化する方が良い、ただし本人(お子さん)が音が違って
いることを分かっている場合は強化しないで、別の出せる音
に切りかえて強化」とのアドバイスがありました。
[3組目]
マッチング、動作模倣をされていました。
代表より、
「マッチングして欲しい物(つみきやフィギュア)を渡す
位置は机上の選択肢群の中心からやや子供の方の位置で
渡し、ヒントを与えないように。渡す時に選択肢として
置いている物が見えるようにした方が良い」
「動作模倣の『おじぎ』では頭がぶつからないようにしつつ、
相手に向かって頭を下げる練習にする。頭を下げた時に
子供のほっぺとセラピーする側のほっぺが横でくっつく
ような感じで」
とのアドバイスがありました。
■般化訓練
9組が参加されました。
様々なご家族のセラピーを見て学んだり、情報の交換が出来る
定例会ならではの時間です。
■集団プログラム
代表の動きでの動作模倣や手遊び歌、ボランティアさんたちが
作った人間トンネルくぐり、指示に従ってりんごなどを親に
渡す課題などをやりました。
■講義「コンプライアンスとモチベーション」
代表より講義をしていただきました。
ABAセラピーにおいて「大人の指示に従う」ことと「課題への
取り組み姿勢」は十分な学習効果を上げる上で大切。
[コンプライアンス]
・コンプライアンス確立は大切だが、罰は必要ではない
・やさしく、しかし断固としてプロンプトして着席させる
・教材で遊ぶ子はその教材を次回から強化子に使うことを検討
[モチベーション]
・強化子・教材の魅力、課題を楽しくする、時に選択肢を与える
・物の強化子だけでなく、身体強化(腕ブルブルなど)をやって
効果があるならその子の社会性にもつながる
・行動モメンタム 例えば「タッチ」のような確実にやってくれ
る課題を2つ連続してやってから本題の課題に入ると勢いが
ついて答えてくれる可能性が上がる
次回は、2019年 1/24 or 2/27 の開催を目指しています。
神戸定例会スタッフ 尾藤
スポンサーサイト