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つみき通信

このブログは、つみきの会の代表や、会員の親御さん、セラピスト達からの便りをお届けするものです。ぜひ時々お立ち寄りください。

カリフォルニア州のABAの現状

つみきの会は、11月3日にABA公費化を目指す親の会と共催で、「歩こう話そうよこはま2020」をオンライン開催しました。

その際、ロスアンジェルスに拠点を置く親の会JSPACCの日本支部代表でいらっしゃる吉山るり子さんに、カリフォルニア州のABAの現状について、貴重なお話を伺うことができました。

その後、吉山さんに内容確認したうえで、この場で情報をシェアさせていただくことに了解を得ましたので、ポイントを箇条書きでご紹介させていただきます。

<カリフォルニア州のABAの現状について>

・スーパーバイザーはBCBAのライセンスを持たなくてはならない。

・セラピストはRBT(Registered Behavior Technician)の資格が必要。

・大人でもABAのサービスを受けられる。

・セラピーの時間の出し惜しみをしない。1週間に35時間のサービスを貰っている子たちも普通にいる。ただしあまり成果が出ない場合は、1、2年で打ち切りになることもある。

・テレヘルスZOOMを通してのサービスをインシュランス(民間医療保険)会社とリージョナルセンターが認めた。2020年3月からスタートした。

・セラピストがエッセンシャルワーカーとして医者と同じく生活に必要な専門家として、ロックダウン後の家庭に勤務できるようになった。

・インシュランス会社がペアレントトレーニングの時間を上限なしで増やした。

・インシュランス会社がABAセラピストにオンライン授業でアカデミックなことのサポートをして良いと認めた。医療上の理由として先生のサポートをすることができるようになった。


以上です。特に現在でも週35時間のサービスをもらっている子どもたちがたくさんいる、という情報は、私たちにとって大変励みになりました。

また、吉山さんのお子さんが3才当時(2000年)、州から提供されたサービスについても改めて詳しく教えてくださいました。

※息子さんが3歳時に、学校区とリージョナルセンターから認められたサービスについて

・学校区から(academicに関するサービスを提供)

・自閉症児のためのプリスクール (週5日)8時から13時まで

・送迎バス

個別プランとして

・スピーチセラピー週2回30分ずつ(1:1)

・オキュペーショナルセラピー週2回50分ずつ(1:1)

  1回はプリスクール内にてファインモータ(微細動作)スキルの訓練

  1回はオキュペーショナルセンターに行ってグロスモーター(粗大動作)スキルの訓練

    センソリーインテグレーション(感覚統合)の訓練。

・DTT

  プリスクール終了後、毎日2時間セラピストが自宅にてセラピー。週10時間。



リージョナルセンターから (障がい者と家族が必要とする生活面に関してのサービスを提供。)

・リスピットケアー (親を休ませるためのサービス)月36時間

・ベヘイバーセラピー(行動療法) 自宅にて 週2回 2時間

・ミュージックセラピー 自宅にて 週1回 2時間


以上です。吉山さん、ありがとうございました。

藤坂龍司
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パパのホームセラピー

こんにちは ゆいなパパです。
今日は 初期課題について 書こうと思います。

着席が なんとか5分くらい できるようになったゆいなちゃん(3歳3ヶ月)。

~マッチング~
まずは マッチングから。テーブルの上にある物と 手渡した物 同じ物どうし同じ場所に置かせる という課題です。簡単にいうと 物を区別させるスキルですね。さっそくパパは 教材収集にかかりました。最初は 3Dでマッチングさせようと 動物・乗り物・くだもの・野菜・アニメなどのフィギュアを 買い物カゴいっぱいになるくらい 買いました。ライオンを2つ バナナを2つ アンパンマンも2つ・・・ という感じで。よ~し やるぞ~!!っと パパは気合十分 なぜか買うと やらなきゃ!って モチベーションUPしますよね。だから パパはなんでも よく買っちゃいます。でも あんまり調子に乗ると 嫁がねずこ(鬼滅の刃)みたいに 鬼に変身します・・・ ま それは置いといて・・・。教材が揃ったところで マッチングの開始です。最初は 同じ物がどれか 選ばせるのでなく 「一緒にして~」 と言われたら どうするか?ってことを 教えました。 最初はやっぱこれ! 重ね易い お椀とつみきを使いました。 お椀をテーブルの真ん中に置いて もう一つのお椀をゆいなちゃんに渡しながら 「一緒にして~」 というやり方です。機嫌は上々 でも 何をしていいか 分からないんでしょうね~(´・_・`) 真っ先に オウム返しの嵐が来ました… パパが 「一緒にして~」 というと ゆいなちゃんも 「いっしょしてー!!いしょー!!いしょー!!キャアー!!」 と笑顔で返してきます。┐(´д`)┌ヤレヤレ。「一緒してー って言われたら これ(お椀)をここに置くの!」 と このときは細かい説明を加えてしまい それが分かってくれないんで ついつい 「もう!ここだって!アホー!!」 と吐き出すこともよくありました。 当然 「アフォー!アフォー!」 とオウム返しで反撃されますが(T_T) 後になって 先生方に教えてもらい 分かったことですが シンプルイズベスト あ~じゃこ~じゃ 言葉で説明するより 短い言葉で指示して MAXで答えへ誘導する(フルプロンプト)ところから 徐々にプロンプトをフェーディングしていく という教え方でした。でも このときは それを知らないので とにかく怒るのを我慢して 先生のセラピーを見よう見まねでやっていました。「一緒にしてー」と 同時にゆいなちゃんの手を持ち  お椀を重ねさせ 出来させてご褒美(強化子)のお菓子をあげる。つみきも同様。これを毎日やってたら 凄いものです。1週間もしないうちに「一緒にして-」の指示だけで 上へ重ねるようになったんです。つみきを投げたり 口に入れたり お椀で机を叩いたり いろいろありましたが 結果はGOOD 次のステップへ進みました。今度は 机の上に2つの物を置いて それを区別させるステップですね。一緒にするということが 理解できるようになったので 上手く進むかな!?と思いきや...相手は強敵...一難去ってまた一難です...

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Author:つみき通信
NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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