つみき通信

このブログは、つみきの会の各支部リーダーを始め、理事、事務局スタッフなど、つみきの会の活動を支えるスタッフたちからのお便りをお届けするものです。ぜひ、時々お立ち寄りください。

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卒業メッセージ(kaede)2

さっそくつみきブックを片手に、毎日、物の名前付けから教えていきました。椅子に座らせる重要性を認識していなかった私は、リビングのじゅうたんにカードを広げて、やっていました。保育園で、それなりに座って他の子供達と一緒に作業していたので、座ることは教えなくてもできていると思っていたのです。
(つみきブックをきちんと読めば、椅子に座らせることの重要性、コンプライアンスの重要性についてはきちんと説明してあります。少しでも先にすすめたいと気がせいていたのかもしれません。最初からきちんと順番に課題をすすめていくことをおすすめします。)
ユキオは遊びの一貫のように思っていたようで、カードを出すとうれしそうに寄ってきました。毎日少なくても3時間、遊びを織り交ぜながら、ABAセラピーをやっていました。

つみきの会に入会して、驚いたことは活発にメーリングで意見交換をされていることです。何か問題行動やABAでの行き詰まりをメーリングに流すと、藤坂さんや先輩の会員、もしくは現在ABA奮闘中の他の会員からアドバイスがあります。自分の子どもにも同じようなつまずきがあったり、将来同じ問題に遭遇しそうな話題がでたり、とても勉強になりました。

なかなか定例会に出席できず、やきもきしていましたが、定例会の報告を書いてくださると、定例会の雰囲気もわかり、参考になりました。何よりも孤独になりがちな、障害を持った子供と向き合う生活の中で、他にも頑張っている人たちがたくさんいる、と勇気づけられました。

 メーリングにときどき不要になった、教材や強化子が出品されることがあります。どのような教材を先輩方がつかっているのかを知る、とても良いチャンスでした。

私が初めて購入した教材は、お子さんが小学生になったという先輩が丁寧に使っていた教材でした。たくさんのカードには手作りのものが含まれており、どの教材も、新しくはなくても、丁寧に使われていたとわかるものばかりでした。一つ一つ丁寧に教えていった積み重ねのようなものを感じましたし、このようなものを教材として使用するのか、とたいへん勉強になりました。本当に感謝しています。

 毎日の学習で、目に見えてユキオの言葉は増えてきました。認めたくはありませんでしたが、パパ、ママ、おにいちゃん(ハルくん)、をきちんと理解していないようだったので、写真をラミネートしてカードをつくりました。カードで学習してしばらくすると、般化することができ、家族を呼び間違えることがなくなりました。パパ、ママと呼びかけてくれることは、親にとって強力な強化子でした。

私が子供に行うABAセラピーを若干遠巻きに見ていた家族も、ABAの効果を認めてくれるようになりました。家族が協力的になったことで、私も精神的に楽になり、より積極的にABAセラピーを取り組めるようになりました。

3歳児健診の1か月後、どうにか、ST(言語聴覚士)のいる小児の発達専門外来のある病院を受診することができました。そこでの発達検査では全項目、平均の下という事でした。その後、自閉症スペクトラムと診断されました。

病院で自閉症と診断されたことは、とてもショックな出来事でした。言葉も増え、ときどき目も合うので、自閉症ではないのでは、と考えることもあったので、逃げ場がなくなった、と言う気持ちでした。

弟の障害が原因で長男のハルがいじめられるのではないか、と不安になることもありました。いじめられなくても、弟を疎ましく感じるようになるのではないか、という恐怖心もありました。私が思い描いていた、子供たちの未来が音をたてて崩れるような、そんな感覚でした。このまま、二人の一人っ子を育てているような、大変さが一生続くのか、男兄弟二人で仲良く遊ぶことなどないのか、と未来が見えない気持ちになりました。

落ち込んで泣いてばかりいる私に、主人が「診断がついたって、ユキオはユキオだよ。かわいいユキオであることは何も変わらないよ。」と言ってくれました。自閉症の診断がついても、ユキオは変わらず、笑顔のかわいいユキオだ。それに翻弄されて、変わってしまっているのは私なのだ、と気づかされました。つらい時には、かわいいユキオに変わりがない、と言う言葉を思い出しています。

診断がついて、前に進むしかないと思った私は、定例会に出席することにしました。自分のやり方が本当に合っているのか、他の方がABAをやっているところを見てみたい、藤坂さんにお会いしたい、と強く思うようになったからです。

定例会では、藤坂さんの講演と個別指導、般化訓練と呼ばれるお互いの子供にABAセラピーを行う時間などが取られていました。そこで、つみきの会代表の藤坂さん、ボランティアで定例会のスタッフをしてくださっている方々、ABAに真剣に向き合っているご家族、がんばっている可愛い子供たちにお会いしました。工夫をこらした課題や様々な強化子に、各家庭でのお子さんに対する愛情と毎日の積み重ねを感じました。

実際にお会いした藤坂さんは、眼光の鋭い、理知的な方でした。近寄りがたく感じましたが、冗談を織り交ぜてのお話は、人をひきつけるものでした。休み時間にお饅頭などの甘いものをたくさん召し上がっている様子に、少し親しみやすさも感じました。あまり藤坂さんとは個人的にお話しできませんでしたが、藤坂さんや他のご家族が実際にABAを行っている様子を見学できて、モチベーションがあがりました。
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NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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