つみき通信

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公開講座「発達障害児のためのABA早期療育の現在」のご報告&レポート

1/20白梅学園大学にて「ABA療育エージェンシー連絡会」による公開講座「発達障害児のためのABA早期療育の現在」が開催されました。
今回「つみきの会」も共同主催ということで会員有志数人が事務局として
事前準備から開催までをフォローアップしておりました。

興味深い試みでもある今回の公開講座は、定員160人。
受付を開始するとつみきの会で告知するまでもなく埋まる盛況ぶり。
そんな経緯もあり、参加者は療育をする親だけでなく、ABAに興味を持つ療育関係者も多く集まりました。



★オープニングスピーチ (白梅学園大学 金子尚弘先生)


今回会場を提供いただいた白梅大学の金子先生よりスタート。
最近では発達臨床学科から特別支援学校に教育実習に出す生徒さんが増えたようです。行動分析を学んだ早期療育の意識が高い学生さんが 幼稚園・小学校・支援学校等にどんどん入っていき、これまで行動分析についてなかなか理解が進んでいなかった日本の教育機関が少しずつ変わっていくのではという期待が持てるスピーチでした。




★「なぜABAなのか~チルドレン・センターでの指導に関して」(チルドレン・センター 松田幸都枝様)

寒い中、公開講座のスタートが早かったため、参加者は大変だったかと思いますが、1番はじめの発表となったチルドレン・センターさんはABAクイズから始まり、正解者にカイロを配って「これが強化!」と説明され、場内が一気に和んでいました。そのクイズに取り上げられた項目からABAの原点的なお話を短い時間でわかりやすく説明していただきました。一番初めに聞けてよかったと思いました。
スタッフさんが制作した愛のある紹介ビデオなども上映され、わかり易かったです。
ただ発表のお時間が短くて、もう少しお話が聞きたかったです。




★「東京ABA発達支援協会:通園型ABA療育について」(東京ABA発達支援協会様 橘川佳奈様)

訪問型が多いABAエージェンシーの中で通園型という特徴を持つ東京ABA発達支援協会は、個別療育やグループ療育をされているということ。その形態の利点と欠点をお話されてました。自宅は子供のテリトリーなのでこだわりが崩しにくかったり、兄弟児の問題で集中できない通い型にすることで複数のスタッフが介入することが可能で、情報交換がしやすいとのこと。
また欠点と利点に両方入っていましたが、通うということで必然的に交通機関を利用するこれは大変さを伴うが、同時に練習もなりいつしかスキルもつく。とのことでした。




★「VB~コミュニケーション力を伸ばす」(オーティネット 若井道子様)

VBついての説明の後、セッションに入る前に伸ばしたい言語行動絞り込むこと。そして子供に対して楽しいことイイ事を提供する楽しい存在になることが大事。そしてモチベーションの高い活動を探して誘い込み自発言語を増やす。様々な視覚的な玩具を組み合わせてに遊びを広げながら言語を広げる。飽きる前に終わる。いい遊びの印象を持続させる等のテクニックの大事さを感じる発表でした。




★「発達障害児に対するABA早期療育:DTTとPRT」(慶応義塾大学文学部教授 山本淳一先生)

ゲスト講演として山本先生に来ていただけました。
自閉症スペクトラム障害への数々の効果的な行動支援プログラムを紹介。その後、集中学習型支援法として「DTT」中軸行動支援法の「PRT」の違いに進み主にPRTプログラムの実行方法についてのお話へ・・。
とても盛り沢山な内容で、ABAってなに?という初心者向けの講演というよりは、より一歩踏み込んだ内容だったかなと感じました。それがまた良かったです。また家庭や園でできる発達支援方法(12項目)もとても参考になりました。




★「挑戦行動への対処法~PBS(積極的行動支援)という概念~(BEC 上村裕章様)

不適切な行動(問題行動)を消去するためのABC分析を中心にお話して頂きました。生活していると子供に対して否定語「〇〇しちゃだめ」が中心になりがちの関わりから、肯定的な「〇〇しましょう」というという関わりをどれだけ増やしていくかの重要性を改めて思いました。我が子は問題行動が多いので注意ばっかりの生活だったと思います。今後は子供に対してそう接することができる自分になろうと反省しました。
セラピーを実施する上で「セラピーをやることでスキルを増やす」ではなく「学んだそのスキルが使えようになる」ということがゴールであるべきという言葉は強く心に響きました。




★「ビジューの療育」(ビジュー・斎藤真耶様)

ビジューさんの療育サービスについてのお話と、ペアレントトレーニングの重要性についてお話がありました。早期療育というのは「新しいスキルを教える」ことだけではなく第一段階として「問題行動に対処する」なかで「基本的学習姿勢を形成すること」。親としてはどうしても 新しいスキルを身につけることに心が向かいがちですが、まず「基本的学習姿勢」がないと積み上がって行かないこともあるな、と感じました。




★「家庭でABAに取り組む親御さんの集中サポートプログラム」(ADDS・熊仁美様)

自閉症の子供達の支援者(保護者・学生)の学びを支える活動をしているADDS。発表では、保護者向けの「早期療育スタートアッププログラム」についての説明。プログラム終了後は予約制のコンサルと学生セラピストの派遣をすることで親主体の療育の中で負担を軽減しサポートする体勢をとっているとのこと。
また将来社会に出て行く学生がABAに興味を持ち習得していくことによって、様々な場所で適切な支援者となりうる。未来の支援の担い手を育てる活動について社会全体を緩やかに変えていく熱意を感じました。




★「不連続試行法(DTT)中心の家庭療育」(NOTIA・藤坂龍司様)

自然的アプローチを大事にするABA手法からは、DTTは「古典的」「人工的」「硬い」「習得したものを自由な環境で般化しにくい」という先入観で語られがちだそうで、それは大きな間違いであること。般化の問題に関してはきちんと解決策があり、そしてDTTには多くの利点もある。なにより専門家でない親でも実施しやすいというお話でした。藤坂代表のセラピーのビデオの後、NOTIAの女性のセラピーを流し
「自分のセラピーは固い冷たいと言われる、こちらが血の通ったDTTの例です」と表現し笑いをとっておられ、長時間にわたる講座の最後の枠で参加者の疲れた空気を一気に和ませていました。最後に親参加型のDTTの効果を数値で発表されており参考になりました。


朝から夕方まで最低限の休憩時間で企画されたこの公開講座・・・・。
エージェンシーさん1社に25分しかない中で非常に濃い内容。
なかなか全部をお伝えすることは困難です。

当日アンケートなどを準備しなかったものですから、事務局をやっていたものとして
参加した方がどのように感じたのかが気になります。
ぜひ参加された方の感想をいただきたいです。
tumikisawakai@yahoo.co.jp


東京定例会スタッフ ANNA
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≪ 1月27日 神戸定例会がありましたホーム親として・・ ≫

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NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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