つみき通信

このブログは、つみきの会の各支部リーダーを始め、理事、事務局スタッフなど、つみきの会の活動を支えるスタッフたちからのお便りをお届けするものです。ぜひ、時々お立ち寄りください。

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集団SST

関西でNOTIAを利用する比較的高機能のお子さんを対象に、大阪で集団SST教室をやっています。

今年度は幼稚園年長の4人と小学一年生2人、それに年長の子の小二のお姉ちゃんの計7人が参加して、4月から月一のペースでやっています。土曜日はその9回目でした。

今年はプログラムを私(藤坂)が考え、進行役も自分でやっているのですが、課題を考えるのは結構楽しいです。

全体構成は、小学校の活動を再現して、2時間の間に朝の会、プリント学習、学科の授業、体育、終わりの会と、駆け足で一日の流れを追っています。

ただしその中に生活の時間と称して、ソーシャルスキルトレーニング(SST)を取り入れているのがミソです。

毎回、ソーシャルスキルに関するテーマを一つ決めて、まずは私やセラピストが悪い行動、よい行動の順に演じて見せ、そのあと子どもたちによい行動を演じてもらっています。

例えば走っていて人にぶつかったときに何も言わずに通り過ぎる(悪い行動)、ごめんね、と謝る(いい行動)、と言った感じです。

しかし今月はちょっと趣向を変えてみました。

参加した子どもたちの中に、お友達に対して自己主張が弱い子が一人いるので、その子をターゲットにした課題を考えていたのですが、いつも現実場面を再現するのでは面白みがありません。

そこで一人が泥棒役になり、もう一人が警官役になって、泥棒が宝石を盗んでいるところに、警官がやってくる、という想定にしました。泥棒役を私がやり、警官役を子どもにやってもらいます。

警官は遠くから泥棒に「やめろ」と声をかけますが、声が小さいと泥棒はやめてくれません。大きな声を出すと、やっとやめて、逃げ出します。

そこで警官は今度は「待て」と声をかけます。これも声が小さいと泥棒は止まりません。大きな声を出すとやっと逃げるのをやめます。

今度は警官がピストルを構えながら、「手を上げろ」と言います。これも大声を出さないと手を上げてくれません。

手を上げたら、警官は泥棒のところに近づいて行って身体をつかみ、「逮捕する」とこれも大声で言います。

これを思いついた時、「これは子どもたち、喜ぶぞ」と思いました。自分でもやってみたいくらいだったからです。

当日、子どもたちにこの課題を説明すると、案の定、子どもたちは大喜び。自己主張の弱いHくんも目を輝かせて、「やりたい人!」という私の問いかけに、「はい!」と元気よく手を上げていました。

そしてそれから一人ずつ全員が警官役になり、まるでドラマの俳優になったように「やめろ!」「待て!」「手を上げろ!」「逮捕する」とりりしく大声で叫ぶことができました。私は泥棒で逃げる役でしたが、逃げながらも子どもたちが警官を懸命に演じている姿を見て、とてもかわいらしく、ほほえましかったです。Hくんもびっくりするほど大きな声を出すことができました。

このSST、7人分の机を本部事務局から車で運んだりしなければいけないので、いまのところ本部があり、私が車で動ける関西でしかできないのが残念ですが、ここで私自身、SSTのノウハウを研究して、全国の会員さんに発信していきたいと思っています。
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NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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