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つみき通信

このブログは、つみきの会の各支部リーダーを始め、理事、事務局スタッフなど、つみきの会の活動を支えるスタッフたちからのお便りをお届けするものです。ぜひ、時々お立ち寄りください。

11月22日広島定例会のご報告


11月22日(日)に広島定例会が行われましたので、ご報告いたします。

15家族(大人25名、子ども12名)、療育関係者6名、と今回も多くの方にご参加いただきました。

①個別指導

個別指導は3組でした。

1組目 遅延動作模倣(物を使って)
 「椅子と机の距離が離れると難しい」というお子さんでしたが、椅子と机の距離を少しずつ離していくこと、ただし、その過程で動作を一つに固定せず、複数の動作をするように気をつけること、などが助言されていました。

2組目 二段階動作模倣
 ほっぺをたたいて手をあげる、のほっぺをたたくところが難しい場合、「ほっぺをもっとパチンとたたいて見せるように」ということで、お母さんも藤坂さんも、パチーン!!と、自らのほっぺを力強くたたいて、動作を見せていました(痛そうでした…)。これはとても難しい課題なので、最初は、子どもが覚えてしまうくらい、1つのパターンに固定して練習するのでよい、その次に、ほっぺバイバイ、ほっぺあたま、など、第1動作を固定したままで、第2動作のみを変化させていくように言われていました。

3組目 マッチング
 教材の準備が重要で、つみきとおわんのように、明らかに見た目が違うものを用いること、子どもがつみきをおわんに入れてしまったりもするので、お椀に入れにくいような大きさのつみきにすること、重ねた時にいい音・いい感覚がするものを選ぶこと、台紙の役割も重要、などが助言されていました。

その他にも、注意のひきつけ方として、
・教材をいったん引っ込めて、また出す
・教材を机にトントンして音を出す
などの方法で、他のものに注意が逸れていたお子さんも、教材を見ることができたりしていました。

また、会場の皆の拍手は、子どもにとって大きな強化子にもなりますが、
逆に、気になりすぎて、注意が逸れる原因になっていたお子さんに対しては、皆で拍手を我慢したりもしました。

②般化訓練
子ども12名が4グループに分かれて行いました。

隣どうしのグループで、それぞれが物の命名課題をやっていて、
しかも、どちらもぶどうとバナナ!という状況も生じていましたが、
そんな中でもお子さんたちは、しっかりと頑張っていまし た。
(もちろん途中で別のアイテムに変えていましたが)
また、親によって「バナナ」のイントネーションが微妙に違うのも、聞いていて面白かったです。

③集団プログラム

・動作模倣
・手遊び歌(むすんでひらいて)の後、「あっ!」と藤坂さんが指差した方向の果物を見る、そこにタッチしにいく
・順番に列に並んで、ボランティアさんたちの作ったトンネルをくぐる
・ボランティアさん3人にそれぞれ別の挨拶(タッチ、握手、バイバイなど)をしたら、ロープウェイ遊びをしてもらえる

などが行われました。

④講義
講義テーマは「文字の読み書き」でした。

読みについては、藤坂さんの手書きカードを見せてもらいながら、濁点はこのくらい大きく書いたらよい、
小さい「っ」もこのくらい小さく書いたらよい、取りやすいのは厚紙で作ったカード(ラミネートは取りにくい)、
指でのプロンプトはこのように、など具体的に教えていただくことができました。

書きについては、3歳のお子さんがひらがな書きのデモを、とても上手にしてくれました。
手を添えるプロンプト、子どもの脇から片方の手を入れて、そっと両手で添えるやり方は、
これも、実際に見ることでよりわかりやすくなったと思います。
また、音声プロンプトよりも、身体プロンプト(フェーディングしやすい)を行う、
強化子になるような筆記具の使用(単調な課題なので、鉛筆よりも、クレヨンやサインペンの綺麗な発色が強化子になりうる)
などのポイントも、質疑応答の中で、確認することができました。

さらに、文字の読み書きに限らず、さまざまな課題に共通する考え方として、

「セラピストは、常に疑り深く、いじわるでなければならない」
 (例 「りんご」「ばなな」などのひらがなを正確に選べるようになっても、最初の文字だけを手掛かりにしていないか疑い、「くし」「くま」「うし」「うま」の弁別課題を行って確認する)

「ABAの特徴 は、対比や弁別で学習していくところ。ここをしっかりやっておくと、スキルとして確固としたものになる。」

「プロンプトをはずせるところをしっかり見極める。まるでジェンガを抜くように。
この見極めがうまい人は、子どもにうまく習得させることができる。」

といった言葉が心に残りました。

⑤質疑応答
講義の内容以外にも、

・入園準備として…周りの子を見て動けるように、動作模倣を(正面でなく)横でやってみる、また黙って(「こうして」と言わずに)やってみる
・おもちゃを探す時に、ポイポイと後ろに放り投げてしまう行動について、投げる前に制止し、物を除けて探すという行動 にもっていく(実演つき)
・会話の発展のアイディア
・お話を聞く時間に大きな声を出してしまう子ついて、「ん」の口の模倣で徐々に時間を伸ばして強化→「静かに」の指示を伴わせていく

など、さまざまな質問に対する回答を頂きました。

お忙しい中お越しくださった藤坂さん、NOTIAのセラピストさん、ボランティアの皆様ありがとうございました。

次回の広島定例会は、2月28日(日)を予定しております。
「それまで頑張りましょう」という藤坂さんの言葉の通り、次の定例会を目標にして、日々のセラピーを頑張っていきましょう。

広島定例会スタッフ  日高

7月26日 広島定例会ご報告

7月26日(日)に広島定例会が行われましたので、ご報告させていただきます。

14家族、大人30名(園の先生、見学の方も含む)、子ども11名、と多くの方にご参加いただきました。
特に初めて参加される方が多かったです。

個別指導は4組でした。
ABAを始めて間もない方が3組いらっしゃり、
マッチング、動作模倣、音声指示の初期三大課題と音声模倣が中心でした。

・強化子のお菓子が大きすぎないように(すぐになくなる大きさにする)
・お菓子以外の強化子を取り入れる(今回も、シャボン玉やキティちゃんレストランが大活躍!)
・できたら1秒以内に強化
・間違ったときは訂正させない(いったん引っ込めてプロンプトして正解させる)
・プロンプトは徐々に弱いものにしていく(プロンプトが弱ければ弱いほど自立しやすい)

などの基本事項を確認。

また、音声模倣では、なかなか発声してくれないお子さんに対し、
最初は、息を吸うような音も逆エコーして、強化。
そこから「ん~」と絞り出すような声の逆エコー、「あー」とか「うー」の逆エコーから、いつしか
「あ」→「あ」の音声模倣が引き出されていったプロセスは、見ていてとても感動しました。

それから、遅延動作模倣(離れたところでする)に取り組もうとしているものの、
座ったまますぐに模倣してしまうお子さんに対しては、
課題を”立たないとできない動作にする”などの工夫が提案されていました。

一大ドラマが次々と展開され、「今一番いいところなのに!」というタイミングで、
10分のタイマーが鳴ってしまっていましたね。
お子さんが成功したときに、会場の皆が、「わぁー」と笑顔と拍手で盛り上げていて、
これも定例会の素敵なシーンだなと思いました。

般化訓練は、4グループに分かれて行いました。
普段やらない課題に触れられたり、
よそのお子さんとわが子は反応の仕方が全然違うことに気づいたり、
手作りの教材(写真カードなど)を使わせてもらって感心したり、と
とても新鮮な体験ができ、セラピー準備のモチベーションも上がったような気がします。

集団プログラムは、
・動作模倣、
・手遊び歌、
・ボールのやりとり、キック、ボールを取ってくる、
・やり返し(トントン、パンチ)、追いかけることへの発展、
などでした。
特に、1人ずつ順番にやっていく課題のときは、「果たして我が子はできるのか!?」とドキドキ…。
いまいちできなかったものは、次回定例会でリベンジするぞ~と。
負けず嫌い精神に密かに火がつく?機会となりました。

講義テーマは「ことばの引き出し方」でした。
久々に、初級課題について取り上げる講義となりました。
特に、音声模倣についての話が中心でしたが、
「か」の音が数年越しで成功した例を映像でみせていただき、
飛び上るほど喜んでいるお母さんの姿から、
その背後にどれだけの努力があったかを想像して、胸が熱くなりました。
かつて、私自身も、あいうえお…の音声表とにらめっこしながら、
次はどの音かなと考えたり、思いがけず出た音に喜んだり、
「ま」の 音にだけは、やけに執着してしまったり(ママと呼んでもらいたいので)、
いつになったら全部の音が揃うのかなと気が遠くなったりしていたことが思い出されました。

最後に、初参加の方も含め、多くの方から活発に質問が出て、終了となりました。

今回、新しいスタッフで迎える初めての定例会で、
旧スタッフの先輩方に助けてもらったにも関わらず、予想通り、あたふた…。
不手際が多く、参加者の皆様には、ご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした。
次回は、もう少しスムーズに運営できるように頑張ります。

お忙しい中お越しくださった藤坂さん、NOTIAのセラピストさん、ボランティアの皆様、参加者 の皆様、ありがとうございました。

次回は、11月22日(日)を予定しております。
今後ともよろしくお願いいたします。

広島定例会報告

広島定例会スタッフの木村です。
先日、3月1日に広島定例会が行われました。
今回も11組の親子とたくさんの療育関係者(参加者の子供の園の先生など)に参加していただき、
大変活気あふれる定例会となりました。

個別指導では、一組目が音声模倣と受容的命名でした。
音声模倣は、言葉が出ているお子さんでも、まずは単音をクリアーにすることを目標にする。
単音を合成して2音、3音とつなげていくことで発音をきれいにしていく。
デリケートな課題なので、やる気をなくさないよう少々失敗しても強化する。
やる気を大事にして徐々にターゲットに近い音を出す。などの指導がありました。
2組目はうちの息子でした。
禁止と許可「~しない」「~していいよ」という課題でした。
「~しちゃだめ」という禁止はなんとなくわかっている感じの息子ですが、「~していいよ」は分かってない様子。
ジュースを「のんで」というと飲みますが、「飲んでいいよ」と言われてもポカンな顔。

おかしやジュース、遊びたいおもちゃなどを目の前に置き、「だめよ」 「いいよ」とメリハリをきかせて
理解させるのがいいようでした。

般化訓練では、みなさんお互いいい刺激になったようです。
私は同じ組になった先輩お母さんとその息子さんの会話の課題に感動しました。
うちの息子もいつかこんな風な課題ができるようになったらいいな、
とあこがれと刺激を受けました。ほかの参加者の皆さんもそれぞれ得るものがあったと思います。

集団プログラムでは、動作模倣や手遊び歌、トンネルくぐりなどのほかに、自分の名前をよばれて返事する、
隣りの人に物を渡していく、などいろいろな事をしました。
できる子もできない子もいろいろですが、こういった集団の中で日頃のセラピーの成果が出せるかどうかが
般化という事なんだな、と改めて思います。
うちの子は後半ぐだぐだになってしまい、まだまだだな…、と感じました。

講義は、就学期のABAでした。
小学校にむけてどんな教えることがあるのか、どれを教えるべきなのか、という内容でした。
藤坂さんの娘さんの小学校の頃の映像など交えながらのお話は、大変参考になりました。

小学校に入る頃には、アカデミックスキルだけでなく、問題行動への対応や生活スキルの向上なども続けて教えていかなければならず、
またそれを教えるスタイルもその子に合わせて変えていく、ということでした。
その子のレベルに合わせたやれること、やるべきことを教えていく、というのにとても深くうなずきました。
うちももうすぐ小学生になります。不安しかありませんが、今更あせっても、という気持ちで相変わらずの毎日を送ってます。
が、4月からきっとがらっと生活が変わると思います。
そんな中でも、やれること、やるべきことを続けて教えていくという気持ちを持ち続けたいな、と思いました。

以上、定例会の報告、というか感想でした。

遠方よりお越しくださった藤坂さん、ボランティアの方々、参加者の皆様、ありがとうございました。

10月19日 広島定例会報告

広島スタッフです。
10月19日(日)に行われました広島定例会についてのご報告をさせていただきます。

今回、15組のご家族と療育関係者の方々に参加していただきました。

まず、個別指導では、3組の親子が受けられました。
続いて、般化訓練、集団プログラム、講義へと続きました。

講義内容は、「会話の教え方」でした。
会話におけるコンプライアンスの重要性や、目合わせの話などは、
先日、代表が行かれたロサンゼルスのABAエージェンシーの話を交えたものを聞くことができ、
大変参考になりました。
また、質問の弁別、言葉の自発、情報交換型会話などのお話では、モデルを見ながら
聞くことができたので、非常にわかりやすかったです。
DTTとPRTの違いの話を聞きながら、我が家では、子どもに会話を教えていても
なかなか般化することの難しさに悩んでいたので、子どものモチベーションを上げつつ、ABAを
普段の生活の中に取り入れる事のできるヒントをたくさん頂けました。
最後に、質疑応答があり、終了しました。

今回も、参加者同士で情報交換をしたり、経験のABA経験の浅い人が
経験のあるお母さんのセラピーをみて、勉強になったという意見があり、
今回の定例会も、大変有意義だったと思います。

広島定例会のために来てくださった藤坂代表、スタッフの皆さま、ボランティアの皆さま
今回参加いただきました皆さま、ありがとうございました。



6/29 広島定例会報告

6月29日(日)広島定例会が行われました。

今回は、16家族(欠席2家族)という過去最高の参加者となったうえ、
参加者のお子さんの通ってる園の先生など、療育関係者が多数参加くださり、
広島のABAも盛りあがってきた?という印象でした。

個別指導は3組でした。
うちの息子も指導してもらいました。
最近、セラピーがダラダラしていたので、指示と強化をコントラストをはっきりさせてテンポよく、という
事の大事さを思い出し、改めて気を付けないと、と思いました。

その後、般化訓練、集団プログラム、講義「機会利用型セラピー」と続きました。

なんとなくしか知らなかった、機会利用型ABAの意味がよく分かる内容でした。
日常生活にもっとABAを取り入れる努力をしないといけないな、と痛感しました。
どうしてもセラピー以外の時間はのんびりしてしまって、あまりABA的に関われていませんが、
もっと色々家の中に仕掛け(?)をして、取り組んでいきたいと思います。

参加者同士で情報を交換したり、療育関係者の方が合間に藤坂さんに質問する光景が見られ、
有意義な会だったと思います。

遠方よりお越しくださった藤坂代表、そしてご協力いただいたスタッフを始めボランティアさんや参加者の皆様、
ほんとうにありがとうございました。

次回は10月か11月頃を予定しております。
またお会いできるのを楽しみにしております。

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プロフィール

つみき通信

Author:つみき通信
NPO法人つみきの会は自閉症、広汎性発達障害という障害をもった子どもたちに、ABA早期家庭集中療育(ABAホームセラピー)を施す親とそれを支援する療育関係者の集まりです。
ABA療育に関心のある方なら、どなたでも参加頂けます。

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